強度とキック精度で見据える先はカタールW杯へ 広島の上位進出を支える日本代表DF

E-1選手権ではゴールも決めた佐々木翔 photo/Getty Images

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19年には決勝進出も出場できず

J1で残留争いから抜け出したい16位のヴィッセル神戸は、現在AFCチャンピオンズリーグも戦っており、ベスト8へ進出している。吉田孝行監督になったチームにおいて輝きを放っている男が汰木康也だ。

サガン鳥栖に勝利して迎えた吉田監督の2戦目となる清水エスパルス戦で左サイドハーフで先発し、開始8分で先制点を奪った汰木。今季ここまで1得点だったアタッカーは、北海道コンサドーレ札幌戦で2ゴールを決める活躍を見せて貴重な勝点3獲得に貢献している。

さらにAFCチャンピオンズリーグの決勝トーナメント1回戦で横浜F・マリノスと激突すると、中央から起点になり飯野七聖の先制ゴールをアシスト。今試合では左ウイングとして先発し、持ち前のドリブルとスピードを生かしてJ1首位のクラブから大きな1勝を奪ってみせた。
吉田監督になってから数試合[4-3-3]でのシステムが続いており、汰木はFWでの起用となっている。サイドに張るだけでなく、横浜FM戦のような中央でも巧みなボールコントロールから結果を残すなど好調を維持。昨季は浦和レッズで公式戦5得点だったドリブラーは、今季6ゴールと昨季を超える得点数を記録した。

ACL準々決勝は全北現代モータースと対戦することが決まった。汰木は全北とは2019年の浦和時代にグループステージで対戦しているものの、2敗を喫し汰木自身もサブから途中出場だった。3年が経過した今年、スタメンで当時とは違うところを見せることができるだろうか。汰木の成長した姿を埼玉スタジアムで発揮する。

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