「将来的な戦力となるだろうか?」 ルーニーが“30歳・カゼミロ”獲得のマンUに不満を露わ

昨季はCL王者に輝いたカゼミロ photo/Getty Images

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パニック・バイとなっている?

今季はエリック・テン・ハーグ監督の下で新たなスタイルへと変貌を遂げたいマンチェスター・ユナイテッドだったが、ここまでプレミアリーグ開幕2連敗と厳しいスタートを切っている。そんなクラブはレアル・マドリードの中盤を支えたカゼミロを獲得。昨季欧州を制したブラジル代表MFを迎え入れ、巻き返しを図りたいところだろう。

中盤に大きな戦力を入れたマンUだが、OBはこの補強をよく思っていないようだ。英『Mirror』によれば、昨季限りでダービー・カウンティの監督を辞任し、今季からはメジャーリーグサッカーのD.C.ユナイテッドで指揮官を務めるウェイン・ルーニーがカゼミロの獲得についてコメントしている。

ルーニーは「理想的には20代前半から半ばの選手と契約するべきだ」と現在30歳のカゼミロ獲得に不満を示した。当然実力は確かだが、中長期的な戦力補強にはなっていない。さらにルーニーは「カゼミロはクリスティアン・エリクセンのような優れた選手であるが、彼はクラブの将来的な戦力となるだろうか?テン・ハーグの中盤の主なターゲットであるフレンキー・デ・ヨングの方が適しているはずだった」と明かしている。
またカゼミロの補強について「彼との契約はどこからともなくやってきて、反発的なサインのように見える」とクラブを危惧。長く交渉を続けていたデ・ヨングが獲得できず、アドリアン・ラビオの獲得も断念してしまったゆえのカゼミロ補強となったのではないかと不満を露わにした。ポール・ポグバやネマニャ・マティッチら30歳前後の中盤の選手たちを放出し、世代交代にも注目された中で30歳のカゼミロを獲得。“パニック・バイ”とも思われるこの移籍は、どのような結末を迎えるのだろうか。

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