苦境マンUの立ち直りにはチーム改革も必須 テン・ハーグがまず着手したのはリーダー育成

リヴァプール戦ではどういった采配を振るうのか photo/Getty Images

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開幕2連敗というドン底の状態から這い上がれるか

今夏にアヤックスからマンチェスター・ユナイテッドへと活躍の場を移したものの、101年ぶりとなるマンU指揮官就任直後のリーグ戦2連敗スタートという不名誉な記録を更新してしまったエリック・テン・ハーグ監督。ここからなんとかチームを立て直していきたいところだが、彼はチームリーダーたちの振る舞いが改善されることに期待しているようだ。

ブライトンとのプレミア開幕戦を1-2で落とし、続くブレントフォード戦では4-0の大敗を喫した今季のマンU。次節の相手が強敵リヴァプールということもあり、3連敗となる可能性も十分にある。

先日、レアル・マドリードからMFカゼミロを獲得したというポジティブな話題も出たマンUだが、当然それだけでチームの調子が上向きになるとは限らない。英『The Athletic』によれば、選手たちに威厳がないという批判がマンUに向けられているようだが、テン・ハーグ監督はチームのリーダーたちに改善すべき点があると感じているようだ。

「チームの姿勢が良くないとき、リーダーがその場にいないことがよくある。それは改善しなければならない点だ」

「それが必ずしも年長の選手である必要はないが、核となる選手たちが模範となり、責任を持たなければならない」

「これも一つのプロセスだ。数週間前から始めたことだが、彼らは成長しなければならない」

「私は常にチームのリーダーたちと一緒に仕事をしており、特定の誰かというわけではない。この問題については、リーダーたち全員と話をした」

指揮官がテン・ハーグ監督に代わってからも、マンUのキャプテンは引き続きDFハリー・マグワイアが務めているが、監督はFWクリスティアーノ・ロナウドやMFブルーノ・フェルナンデスなどといった、キャプテン以外の中心選手たちともチームの姿勢について話をしたということだろう。

マンUがこの苦境を乗り切るには、監督と選手たちが一丸となり、地道に課題を解決していく必要がある。テン・ハーグ監督がチームリーダーたちの振る舞い改善を第一に求めている以上、彼らがいかに早くそれに応えられるかで、チームの立ち直りの早さも変わっていきそうだ。

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