ドンナルンマ、チャルハノールに続いてケシエは大丈夫か ミラン離れた実力者が苦戦するケースも

ケシエはバルサのスタイルに合うのか photo/Getty Images

ミランは主力退団の穴を確実に埋めている

まだ1シーズンだけで判断できないところはあるが、昨夏ミランを離れたGKジャンルイジ・ドンナルンマ、MFハカン・チャルハノールの2人は新天地で思うような結果を出せなかった。

ドンナルンマはパリ・サンジェルマンへ、チャルハノールは直接のライバルとなるインテルへの禁断の移籍だったが、ドンナルンマはチャンピオンズリーグで決定的なミスをしてしまうなど批判を受ける機会が目立った。

一方のチャルハノールはリーグ戦で7ゴール12アシストを記録したものの、昨季のセリエAはミランが制している。チャルハノールとしてはインテルでスクデットを獲得するイメージだったのだろうが、それをミランに奪われたのは屈辱でもあっただろう。

そして今夏、ミランからはMFフランク・ケシエが退団。ケシエはバルセロナへ向かうことになったが、伊『Gazzetta dello Sport』は開幕節となった先週のラージョ・バジェカーノ戦でのパフォーマンスを評価していない。ケシエは途中出場を果たしたものの、そこまで効果的な動きは見せられなかった。

移籍したばかりのケシエに評価を下すには早すぎるが、今夏に大型補強へ動いているバルセロナは何かと揺れている。ケシエがバルセロナで成功を収められるかは分からない。

一方でミランはトンマーゾ・ポペガもレンタルから戻り、攻撃的MFでは同じく戻ってきたヤシン・アドリ、さらにチャールズ・デ・ケテラエルも獲得した。GKではマイク・メニャンが昨季からブレイクしており、ドンナルンマ、チャルハノール、ケシエの穴を埋める準備は整っている。

3人ともフリーで手放しているのは気になるが、ミランは主力を手放しながらも昨季スクデットを獲得した。同メディアはミランを離れた3人が新天地で充実の時間を過ごせるのかと注目しているが、このあたりの補強策が機能しているのもミランの特長だ。

昨季はドンナルンマが苦戦を強いられ、チャルハノールはスクデットを逃した。ケシエも同様の形で注目を集めているようだが、バルセロナ挑戦は上手くいくだろうか。

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