マンUにリヴァプール撃破の流れをもたらしたサンチョ テクニックと落ち着きが光った先制ゴール

冷静にゴールを決めたサンチョ photo/Getty Images

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3連敗は避けることができたマンU

開幕2連敗で迎えたプレミアリーグ第3節リヴァプール戦を、2-1の勝利で終えたマンチェスター・ユナイテッド。FWジェイドン・サンチョのテクニカルなゴールが前半序盤に決まり、リヴァプールに1点を返された81分まで、マンUは精神的に余裕を持って試合を進めることができた。

エリック・テン・ハーグ監督が指揮官に就任して以降、プレシーズンから右ウイング一番手として起用されていたサンチョ。プレシーズンマッチでは4試合3得点と好調だったが、リーグ戦開幕以降の2試合では、あまり存在感を発揮できていなかった。

結果的にこの2戦は、サンチョどころか誰もゴールを決めることができなかったマンU。唯一奪っていた得点は、ブライトンとの開幕戦で得たオウンゴールのみとなっており、攻撃陣の奮起が求められていた。

テン・ハーグ監督は今回のリヴァプール戦で、FWマーカス・ラッシュフォードを1トップに置き、右WGにサンチョ、左WGにFWアントニー・エランガを先発起用。トップ下にMFブルーノ・フェルナンデス、ダブルボランチにMFクリスティアン・エリクセンとMFスコット・マクトミネイを配置する[4-2-3-1]を採用した。

待望のゴールが生まれたのは16分。エリクセンとのワンツーから左サイドを崩したエランガが、中央にいたサンチョへパス。ボールを受けたサンチョは、シュートコースを防ぎにきたMFジェイムズ・ミルナーをキックフェイントで滑らせ、冷静に空いていたゴール左隅へシュート。持ち前のテクニックと落ち着きでマンUに先制点をもたらした。

ハーフタイムで退いたエランガに続き、71分でMFフレッジに代わったサンチョ。前節の60分に続いて、やや早めにピッチを去ることになったが、彼のゴールがマンUに流れをもたらしたことは間違いないだろう。

現在マンUは、アヤックスのFWアントニーやチェルシーのMFクリスティアン・プリシッチなどといった前線の選手の獲得が噂されているが、サンチョはこういった選手がいつ入ってきてもいいよう、次節のサウサンプトン戦でもゴールやアシストといった目に見える結果を残したいところだ。

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