リヴァプール戦決勝ゴールのラッシュフォード “ゴール後”のパフォーマンスを継続し、マンUを上昇気流へ

リヴァプール戦で勝利の立役者に photo/Getty Images

見事な抜け出しからゴールをゲット

プレミアリーグ第3節で、強敵リヴァプールをオールド・トラッフォードに迎えたマンチェスター・ユナイテッド。FWマーカス・ラッシュフォードの決勝点により、2-1の勝利を収め、開幕3連敗を逃れることができた。

開幕のブライトン戦、第2節ブレントフォード戦では左ウイングで先発したラッシュフォード。今回のリヴァプール戦では、負傷離脱していたFWアントニー・マルシャルがベンチ入りを果たしたが、エリック・テン・ハーグ監督は1トップにそのマルシャルでもなく、ブレントフォード戦先発のFWクリスティアーノ・ロナウドでもなく、ラッシュフォードを1トップで起用した。

マンUは試合序盤の16分にFWジェイドン・サンチョのゴールで先制。しかし、ラッシュフォードはあまり躍動感がなく、ボールロストのシーンも何度か見られた。

しかし、後半からFWアントニー・エランガに代わって負傷明けのFWアントニー・マルシャルが投入されると、1トップに入ったマルシャルに押し出される形で、ラッシュフォードが左WGにポジション変更。

すると53分、マルシャルが最前線でボールを収め、ディフェンスラインの裏へスルーパス。オフサイドラインギリギリで抜け出したラッシュフォードが、GKアリソン・ベッカーとの1対1の場面を迎え、ニアサイドへシュートを決めきった。

ここから勢いに乗ったラッシュフォードは、56分にDFラファエル・ヴァランの落としから、ゴール右下隅へ惜しいシュートを放つ。これはアリソンのファインセーブに防がれてしまったが、76分には左サイドから3人を抜き、わずかに枠外という強烈なシュートも撃ち込んだ。

ラッシュフォードの後半からの躍動は、1トップから左WGにポジションを変えたことや、長年コンビネーションを磨いてきたマルシャルが出場したことなど、いくつかの要因が考えられる。それでもゴールを決めた後から、明らかにキレが増したようにも見え、やはり難敵リヴァプールから貴重な追加点を奪ったことによる、モチベーションの高揚も大きかっただろう。

最近はパリ・サンジェルマンからの関心も報じられていたが、マンUにできる限り残りたいという気持ちを、英『Sky Sports』のインタビューで明かしたラッシュフォード。今後もリヴァプール戦のゴール後のようなパフォーマンスを継続し、愛するマンUを勝利に導いてほしいところだ。

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