未だ“無敗のプレミアトップ7” アーセナルやシティ、リーズ、ブライトンらはなぜ強い?共通する一つのトレンド

プレミアリーグの首位に立つアーセナル photo/Getty images

優秀なコーチがチーム内にいるようだ

22-23シーズンのプレミアリーグは第3節までが終了しており、未だ無敗をキープしているのはアーセナル、マンチェスター・シティ、リーズ、トッテナム、ブライトン、ニューカッスル、フラムの7クラブだ。他のBIG6であるチェルシー、マンチェスター・ユナイテッド、リヴァプールはすでに黒星を喫しており、波乱の新シーズンとなっている。

目立つのはBIG6以外の躍進だ。トップ7にはリーズ、ブライトン、ニューカッスル、フラムの4クラブがおり、フラムは昇格組ながら初戦でリヴァプール相手に引き分けるなど大健闘を見せている。

彼らの共通点は整備されたハイプレスである。リーズはチェルシーを、ブライトンはユナイテッドを、ニューカッスルはシティを、フラムはリヴァプールをそれぞれハイプレスで苦しめた。アーセナルに敗れてしまったが、クリスタル・パレスのハイプレスも強力であり、リヴァプール相手に1-1と勝ち点をもぎ取った。

シティのジョゼップ・グアルディオラがプレミアリーグに後方からのビルドアップの重要性を持ち込んだことでどのチームも組み立てへの関心が高まっている。しかし足元の技術があるGKやCBを用意すること、ビルドアップを整備することは想像以上に難しく、ユナイテッドは敗れたブレントフォード戦でビルドアップのミスを突かれ0-4と大敗を喫した。

こういった背景もあってハイプレスは有効的な手段としてプレミアリーグで用いられている。現在首位のアーセナルも組織されたハイプレスの使い手であり、英『The Athletic』では「ハイプレスがアーセナルの好調を支えている」と主張している。実際に敵陣でのプレス数はリーズが129回で、ニューカッスルが126回、アーセナルが3番目で115回だという。

各チームの戦力状況にもよるが、今季のプレミアではトレンドを抑えたクラブが好成績を残している。より走ることでより疲労も溜まるのだが、スタートダッシュを成功させるにはもってこいの戦術だ。

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