プレミアではFWからMFへのコンバートが流行り? “オコチャの甥”アレックス・イウォビが中盤戦士として生まれ変わる

エヴァートンで新たなスタートを切ったアレックス・イウォビ photo/Getty images

素晴らしい活躍を披露している

ニューカッスルではエディ・ハウが監督に就任し、様々な改革が行われた。その一つが既存戦力のパワーアップであり、ホッフェンハイムからストライカーとしてやってきたジョエリントンをハウはポジションを下げた中盤として使いその能力を開花させた。以前からあった献身性、186cmと大きな体格を生かした球際の強さは中盤に必要なスキルであり、今ではニューカッスルに欠かせない中盤戦士になっている。

フランク・ランパード率いるエヴァートンでもジョエリントンのようなコンバートが行われた。アーセナルから2019年にエヴァートンへ移籍したアレックス・イウォビのことだ。

アーセナルのアカデミーで育ち、その後はアタッカーとしてトップチームデビューを果たしたイウォビ。エヴァートン移籍後もサイドの選手として起用されていたが、22-23シーズンのプレミアリーグ開幕戦チェルシー戦では中盤としてピッチに立っている。続くアストン・ヴィラ戦、ノッティンガム・フォレスト戦でも中盤であり、今季はボランチにポジションをコンバートされ新シーズンに臨んでいる。

このコンバートが大正解だった。1-0と勝利したフリートウッド・タウンとのカラバオカップ2回戦ではフルタイム出場して4本のキーパス、ロングボールを8本、1アシスト、デュエル勝率77%、3回のタックル成功と攻守両面で大暴れとなった。

英『Squawka』ではイウォビが8番(中盤)の選手としてエヴァートンの中心選手になったと主張している。ニューカッスルのジョエリントンと同じ道を歩んでいるといわれており、同紙からイウォビへの評価は非常に高い。またここまで3試合行われたプレミアリーグで30回のボールリカバリーを記録しており、この数字を越えているのはウェストハムのデクラン・ライスのみだという。

ナイジェリア代表として評価を高めたジェイ・ジェイ・オコチャ氏の甥として注目を集めたイウォビ。サイドアタッカー時代はポテンシャルを100%発揮することはできなかったが、中盤にポジションを変えたことでここからさらなる成長が見込めそうだ(データは『SofaScore』より)。

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