実現する“板倉VSマネ&ムシアラ” 15得点1失点のバイエルンをボルシアMGは食い止められるか

板倉はバイエルン相手にどう立ち向かうのか photo/Getty images

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板倉はさっそくドイツ王者と対戦する

28日にブンデスリーガ第4節バイエルン・ミュンヘン対ボルシアMGの一戦が行われる。3節終了時点で4クラブしかいない無敗同士の対戦であり、ボルシアMGとしては早くも独走態勢に入りそうなドイツ王者にストップをかけられる絶好のチャンスである。

日本代表の板倉滉が所属するボルシアMGはここまで2勝1分と素晴らしいスタートを切った。バイエルンほど圧倒的ではないが、堅実に勝ち点を積み上げている。

板倉とスイス代表のニコ・エルヴェディはここまで3試合連続で先発している鉄板のコンビだ。とくに板倉は攻守両面で素晴らしい活躍を披露し、独『Kicker』が選出するベストイレブンに第2節、第3節時に選ばれている。
バイエルンの攻撃陣は破壊力抜群であり、ここ3試合で15ゴールを奪っている。偉大なストライカーであるロベルト・レヴァンドフスキを失うことになったが、新加入サディオ・マネがチームにフィットし、若手のジャマル・ムシアラはすでに手が付けられない。両者ともにすでに3ゴールを記録しており、板倉は彼らに気持ちよくプレイさせてはいけない。

直近だけの成績を見ればボルシアMGはバイエルンと相性がいい。カップ戦も含めるが、ここ5戦では3勝1分1敗と勝ち越している。前回対戦は昨季のリーグ戦であり、フロリアン・ノイハウスとシュテファン・ライナーのゴールでドイツ王者を打ち破った。

ボルシアMGは開幕戦からすべてのリーグ戦でボール支配率が60%と主導権を握ったサッカーを展開している。だがバイエルン相手に従来の戦いが通用するかは怪しいところで、ボールを持つのか、主導権を放棄し堅守速攻に徹するのか戦い方が曖昧になることだけは避けたい。

独『Kicker』にてバイエルン戦を「ヨーロッパフットボール界最大のチャレンジ」だとボルシアMGの指揮官であるダニエル・ファルケは語っている。直接対決の相性がいいとはいえ、近年残している成績は圧倒的にバイエルンが上だ。今季はボルシア・ドルトムントもレヴァークーゼンもライプツィヒも不調であり、ボルシアMGがバイエルンの独走を食い止める存在になるのだろうか。

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