「経験に勝るものはない。西川は日本最高のGKの1人」  浦和をファイナルへ導いた英雄への称賛

決勝進出を喜ぶ西川 photo/Getty Images

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圧巻の勝負勘でチームをファイナルへ

25日に行われたアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)準決勝、浦和レッズVS全北現代の一戦はPK戦までもつれ込む大激戦となった。

このPK戦でヒーローとなったのが36歳のベテランGK西川周作だ。

1人目のキム・ボギョンのPKをきっちり読んでストップすると、2人目のイ・スンギのキックは横っ飛びしながら足でセーブ。この2連続ストップが大きな後押しとなり、浦和はPK戦を制して来年2月の決勝行きを決めた。
西川の勝負強さを絶賛したのは、米『ESPN』だ。

全コンペティションを合わせると日本で600試合以上に出場している西川に関し、同メディアは「経験に勝るものはない」と称える。チームでは20歳の大型GK鈴木彩艶も売り出し中で、ACLのグループステージでは4試合先発を任されている。今年に入ってからはA代表でもデビューしており、鈴木は将来を期待されているGKだ。

しかし、やはり決勝トーナメントに入ってからは絶対的リーダーの西川だ。世代の近いところに川島永嗣がいることもあり、西川は日本代表での出場試合数は31試合とそこまで多くない。ワールドカップ本大会での出場歴もなく、川島のサブだった時間が長い。世界的な知名度では海外でもプレイする川島が上かもしれないが、同メディアは西川も日本を代表する名GKの1人だと絶賛する。

「西川は日本最高のGKの1人と広く知られている。海外のクラブでプレイしたことはないが、培った経験を木曜日の準決勝ではすべて活用してみせた。決勝は来年2月だが、そこでも西川はこれまでの経験を生かし、ACL3度目の優勝を目指すレッズをサポートすることになるだろう」

今大会は決勝が来年2月ということもあり、かなり期間が空く。準決勝から選手の顔ぶれが変更されることもあるだろうが、やはり浦和再びのACL制覇に西川の経験は欠かせない。

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