ミランとトナーリの契約更新は間近 約2倍となる年俸増額で流出回避は確定となるか

契約更改で残留を確定できるか photo/Getty Images

先日のアタランタ戦で今季初先発となったトナーリ

MFフランク・ケシエが退団した穴を埋めるため、中盤の新戦力獲得に動いているミラン。この段階での現有戦力のさらなる流出は避けたいところだが、なかでもミランの未来として期待されているMFサンドロ・トナーリは絶対に手放すわけにはいかず、彼との契約更新は間近に迫っているようだ。

2020年夏にブレシアから加入し、ミラン3年目のシーズンを迎えているトナーリ。この22歳は昨季リーグ戦36試合に出場し、ケシエと共に中盤の中心人物として活躍。ミランにとって11年ぶりとなるスクデット獲得に大きく貢献した。

しかし、今季のトナーリはヴィンチェンツァとのプレシーズンマッチで負傷してしまい、リーグ開幕に出遅れてしまっていた。ウディネーゼとのセリエA第1節は、MFラデ・クルニッチがトナーリの代役を務め、MFイスマエル・ベナセルとボランチでコンビを組んだ。続く第2節アタランタ戦には間に合っており、トナーリとベナセルがダブルボランチとして先発出場を果たしている。

伊『CalcioMercato』によれば、トナーリの代理人がクラブを訪れたようで、2026年6月までとなっている現行契約の更新について話し合ったという。当事者間ではすでに1年の契約延長で原則合意に至っており、彼の年俸は2倍近くとなる総額300万ユーロ(約4億円)まで増額されるようだ。

トナーリには、中盤の層をより厚くしたいアーセナルからの関心なども噂されており、ミランとしては早く彼を囲い込みたいところ。組み合わせが決定したばかりのチャンピオンズリーグ・グループステージを突破するためにも、彼の力は絶対に必要だろう。

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