プレミア得点王が開幕4試合ノーゴール ソン・フンミンに“レギュラー落ち”の危険も

まだゴールを決めていないソン・フンミン photo/Getty Images

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リシャルリソンは危険なライバルとなる

昨季リヴァプールFWモハメド・サラーと並び、23ゴールを挙げてプレミアリーグ得点王を手にしたトッテナムFWソン・フンミン。

だが、今季は開幕から4試合でノーゴールだ。28日には昇格組のノッティンガム・フォレストと対戦したが、74分にFWリシャルリソンとの交代でピッチを退いたソン・フンミンは難しい表情をしていた。当然ながらFWは毎試合ゴールを求める生き物であり、ノーゴールが4試合も続いているとなればフラストレーションも溜まるだろう。

試合前に指揮官アントニオ・コンテはソン・フンミンの状態を擁護していたが、当然ノーゴールが続けばコンテの中でも評価は変わってくるだろう。英『Daily Mail』はソン・フンミンがレギュラーから外れる可能性もあると不安視する。
注目はエヴァートンから加入したブラジル代表FWリシャルリソンだ。今回のノッティンガム・フォレスト戦もそうだったが、前節のウォルバーハンプトン戦もソン・フンミンは後半途中にリシャルリソンとの交代でピッチを退いている。コンテは左にソン、右にデヤン・クルゼフスキ、中央にハリー・ケインの3トップを継続的に先発させているものの、後半途中にソンを下げるパターンが増えている。

しかもリシャルリソンはノッティンガム・フォレスト戦で左サイドから見事なアウトサイドクロスでケインの2点目をアシストしており、やはり能力は高い。ここまでコンテはリシャルリソンを左ウイングの1枚と捉えているようで、このポジションには新加入のイヴァン・ペリシッチも入れる。ソン・フンミンもぼんやりとはしていられないだろう。

開幕からの4試合で得点チャンスが無かったわけではなく、ノッティンガム・フォレスト戦でも惜しい場面はあった。しかし、結果的にソン・フンミンはノーゴールだ。また、データサイト『WhoScored』によれば今季ここまでドリブル成功数もゼロとなっている。昨季は強引な突破から一人でフィニッシュしてしまうこともあったが、そうしたシーンはまだ見られていない。

得点王を獲得したとなれば相手の警戒も厳しくなり、ソン・フンミン本人にも特別なプレッシャーがあるだろう。それを乗り越える必要があるが、ソン・フンミンに今季初ゴールはいつ飛び出るか。

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