今週末の欧州リーグも盛り上がりを見せた。とくに日本人選手が各クラブで躍動しており、5大リーグに出場した選手の結果を振り返る。※評点はデータサイト『Whoscored.com』より
『プレミアリーグ』
冨安健洋(アーセナル)
途中出場 89分IN
(アーセナル 2-1 フラム)
評点6.1
冨安は2節レスター・シティ戦から3試合連続での出場となったが、先発ではなく途中交代からの出番だ。やはり怪我の問題もあってミケル・アルテタ監督の起用は慎重になっている。また代役として右サイドバックでプレイするベン・ホワイトのパフォーマンスレベルの高さも際立っており、コンディションを万全の状態に戻したとしても即スタメン復帰は難しいかもしれない。
三笘薫(ブライトン)
途中出場 79分IN
(ブライトン 1-0 リーズ)
評点6.2
三笘も冨安同様に途中出場からの起用が多い。それでもミッドウィークに開催されたカラバオカップでは初先発を飾っており、チームでの序列を高めている最中だ。リーズ戦では約10分のプレイだったが、英『SussexLive』では「高い位置でボールをキープし、守備では上手さを見せた」とまずまずの評価を得た。
『リーガ・エスパニョーラ』
久保建英(レアル・ソシエダ)
先発78分OUT
(エルチェ 0-1 レアル・ソシエダ)
評点5.9
レアル・ソシエダ移籍後、久保は3試合連続での先発起用となっている。開幕戦カディス戦以来ゴールはないが、エルチェ戦では2本の枠内シュートを放ち、存在感を示した。
『ブンデスリーガ』
原口元気(ウニオン・ベルリン)
出場なし
(シャルケ 1-6 ウニオン・ベルリン)
評定なし
吉田麻也(シャルケ)
先発フル出場
(シャルケ 1-6 ウニオン・ベルリン)
評点7.2
6失点での大敗を喫したが、データサイトの評価は悪くない。クリア5回、ロングボール11本を成功させ、まずまずなスタッツを残している。しかし大量6失点は少なからずCBの責任であり、次節シュツットガルト戦では切り替えて勝ち点獲得を目指したい。
伊藤洋輝・遠藤航(シュツットガルト)
共に先発フル出場
(ケルン 0-0 シュツットガルト)
評点6.7、7.0
開幕から4試合連続での先発フル出場と伊藤、遠藤共にチーム内での序列は高い。遠藤は両チーム通じて最多となる5回のタックルを成功させ、中盤のフィルター役として機能した。
堂安律(フライブルク)
先発73分OUT
(フライブルク 1-0 ボーフム)
評点6.2
浅野拓磨との日本人対決を制したのはフライブルクの堂安だ。[4-2-3-1]の右サイドハーフとして地位を確立しており、2本の枠内シュートと攻撃面で怖さを見せた。求められるのは得点であり、次節は開幕戦以来のゴールを決めたい。
鎌田大地・長谷部誠(フランクフルト)
鎌田は先発フル出場
長谷部は出番なし
(ブレーメ 3-4 フランクフルト)
評点6.8、評点なし
ブレーメンとの打ち合いを制し、フランクフルトが今季リーグ戦初白星を獲得した。シブリル・ソウの4ゴール目を鎌田大地がアシストしており、これで開幕から3試合連続での得点関与となった。
板倉滉(ボルシアMG)
先発フル出場
(バイエルン・ミュンヘン 1-1 ボルシアMG)
評点7.1
ブンデスリーガ10連覇中のバイエルン相手にも板倉滉のパフォーマンスは冴えていた。押し込まれビルドアップでの貢献は少なかったが、球際の強さは光っており、3度のシュートブロックと7回のクリアを成功させている。
浅野拓磨(ボーフム)
先発75分OUT
(フライブルク 1-0 ボーフム)
評点6.1
開幕から4試合連続で黒星となっており、未だボーフムは勝利を挙げられていない。3ゴールと得点力もなく、浅野拓磨もここまでノーゴールだ。
『リーグ・アン』
伊東純也(スタッド・ランス)
先発67分OUT
(スタッド・ランス 1-1 リヨン)
評点7.6
スタッド・ランス移籍後3試合目にして伊東純也が初ゴールを決めた。ヘディングでのゴールであり、チームに勢いをもたらした。残念ながら終盤に追い付かれてしまったが、ゴールだけでなく3回のキーパスを記録しており、個人では高いスタッツを残している。
川島永嗣(ストラスブール)
出場なし
(オセール 1-0 ストラスブール)
評点なし
オナイウ阿道(トゥールーズ)
途中出場46分IN
(ナント 3-1 トゥールーズ)
評点6.1
未だ先発がなく途中出場が続くオナイウはナント戦で後半から投入された。しかし2本の放ったシュートは枠を捉えらず、主役になることはできなかった。
南野拓実(モナコ)
途中出場64分IN
(パリ・サンジェルマン 1-1 モナコ)
評点6.1
PSGとの重要な一戦は途中出場となった南野。守備で存在感を見せるも、肝心のオンザボールでは存在感を示せず得点に絡むことはできなかった。