デ・ヘアのセーブで勝ち点3を手にしたサウサンプトン戦 テン・ハーグ流への守護神の適応が今季マンUの鍵となる

テン・ハーグ流への適応が望まれる photo/Getty Images

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サウサンプトン戦で好セーブを見せたデ・ヘア

プレミアリーグ第2節で4失点大敗を喫していたマンチェスター・ユナイテッド。前節のリヴァプール戦の勝利で少し持ち直すと、直近のサウサンプトン戦で今季初のクリーンシートを達成。GKダビド・デ・ヘアのセーブも光った。

ブレントフォード戦では試合開始からわずか35分で4点を許してしまったマンUだが、そのきっかけは、デ・ヘアのイージーなセーブミスによるものだった。その後もゴールキックのビルドアップから失点に繋がるパスを出してしまうなど、この試合のデ・ヘアのパフォーマンスは散々なものだった。

しかし、前節のリヴァプール戦では低い位置からのビルドアップなどといった無理をしなくなり、結果的に1失点に留めたデ・ヘアとマンU。続く今回のサウサンプトン戦では、クリーンシートを達成。66分には、目の前から放たれたヘディングシュートをストップするビッグセーブを見せており、デ・ヘアの活躍がなければ勝ち点3を取れていなかったと言ってもいいだろう。

ローンでノッティンガム・フォレストへ放出したGKディーン・ヘンダーソンの活躍を見ると、彼を残しておけばという想いも頭をよぎるが、デ・ヘアのビッグセーブは今季もマンUの重要な要素となるはず。ニューカッスル・ユナイテッドのGKマルティン・ドゥブラフカを獲得するという噂もあり、守護神争いも活発化すると予想されるが、長年マンUを支え続けてきた意地を見せてほしいところ。

足元や飛び出しなど不安な部分もあるが、エリック・テン・ハーグ監督が彼の特長をよく理解し、うまく自分の戦術に適応させることがデ・ヘア活躍の鍵となるだろう。

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