ウルブズが手にするイングランドで“5番目に大きな男” クラウチらに続くビッグマンは得点力不足を解消できるか

2mの長身を武器に戦うサーシャ・カライジッチ photo/Getty images

ドイツでは遠藤、伊藤とプレイしている

プレミアリーグのウルブズはシュツットガルトのサーシャ・カライジッチ獲得に合意したと英『Daily Mail』が報じている。契約期間は5年で、移籍金は1530万ポンド。今後イングランドに飛び、メディカルチェックを経て正式な契約を結ぶようだ。

オーストリア代表に選ばれている25歳のカライジッチ。最前線にポジションを取り、ゴールを決めるストライカーで、20-21シーズンは16ゴール5アシストを記録している。昨季は怪我でシーズンの約半分を離脱したが、それでも15試合で6ゴール1アシストの数字を残した。

ウルブズは新たなストライカーとしてカライジッチを獲得したのだろう。ウルブズにはメキシコ代表のラウール・ヒメネスがいるが、フル稼働した昨季は34試合で6ゴール4アシストと物足りない。31歳と年齢を重ねたことでの衰えかターゲットマンとして機能しづらくなっており、ヒメネスの後釜としてカライジッチは適役である。

オーストリア代表の強みは2mの高さだ。シュツットガルトでもその長身は大きな武器であり、左サイドのボルナ・ソサが供給する高精度クロスにカライジッチが合わせる形はシュツットガルトの十八番だ。

英『Daily Mail』によるとカライジッチがウルブズに正式に加入することになればイングランド歴代で5番目に大きな選手になるようだ。203cmのコステル・パンティリモン、同じく203cmのラシナ・トラオレ、202cmのニコラ・ギジッチ、201cmのピーター・クラウチに続く5人目であり、ウルブズは巨大な武器を手にすることになる。

シュツットガルトでは遠藤航や伊藤洋輝と共にプレイしているカライジッチ。夏の移籍市場ではロベルト・レヴァンドフスキを手放したバイエルン・ミュンヘンやマンチェスター・ユナイテッドが獲得に興味を示していたが、ブルーノ・ラージ率いるウルブズに加わるようだ。

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