マンUの“デ・ヨング役”となれるのか 長短のパス散らすエリクセンへの視線

マンUの司令塔となってほしいエリクセン photo/Getty Images

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カゼミロとのコンビがフィットすれば面白い

新たにカゼミロが加わったことも大きいが、マンチェスター・ユナイテッドの中盤で期待したいのがMFクリスティアン・エリクセンだ。

今夏の新戦力であるエリクセンは、0-4で敗れた第2節のブレントフォード戦で失点に直結するミスを犯してしまうなど、マンUでのスタートは良くなかった。獲得の判断は間違いだったのではと感じたサポーターもいただろう。

しかし、今季よりチームを指揮するエリック・テン・ハーグはエリクセンを開幕から4試合すべて先発させている。アヤックスでは攻撃を組み立てる役割をフレンキー・デ・ヨングに任せていたが、エリクセンにも同様の役割を求めているのだろう。
第3節のリヴァプール戦(2-1)、第4節のサウサンプトン戦(1-0)と連勝を記録したが、これらのゲームではエリクセンらしい攻撃の組み立てが見られた。特にロングボールでゲームを展開できるのが大きく、これはフレッジやスコット・マクトミネイといった選手にはない武器だ。

そこにレアル・マドリードからカゼミロが加わる。中盤での守備力はレアルで見せていた通りで、ここはマクトミネイとフレッジを上回る。中盤の守備力は確実にアップするはずで、カゼミロがエリクセンをサポートできれば大きい。

近年のマンUは中盤からゲームを作れる存在が不足していたが、好調時のエリクセンはその役割をこなせる。カゼミロの加入に話題が集まりがちだが、徐々にテン・ハーグのスタイルにフィットし始めているエリクセンもキーマンと言えそうだ。

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