ヴィラ戦先発のサンビ・ロコンガでは物足りないのか アーセナルがMFドウグラス・ルイス獲得を目指す

アーセナル行きを希望するドウグラス・ルイス photo/Getty images

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怪我人が続出した今、補強は必須となる

プレミアリーグ第5節でアストン・ヴィラを破ったアーセナル。モハメド・エルネニー、トーマス・パルティと2人の守備的MFを欠く中で行われたが、2-1とアーセナルがしっかりと勝ち点を獲得した。

このゲームで彼らに代わって中盤に入ったのは若いMFアルベール・サンビ・ロコンガだ。序列では3番手だが、エルネニー、パルティの怪我もあって先発で起用された。

パフォーマンスでいえばそれほど悪いものではなかった。ところどころで試合感のなさを露呈することもあったが、狭いエリアでも失わずにパスを捌けており、英『90min』の採点でもキーラン・ティアニーやベン・ホワイトと同じ6点を得ている。
ただこれが次節マンチェスター・ユナイテッド戦のように相手のクオリティが上がると苦しいかもしれない。対ユナイテッドではより守備のタスクを求められることになり、周りからのサポートも受けられない。

移籍市場に精通しているファブリシオ・ロマーノ氏によると、アーセナルはヴィラのMFドウグラス・ルイス獲得に向けて動いているようだ。ルイス自身もアーセナル行きを希望しているが、クラブは放出に難色を示しており、交渉は難しくなるだろうと同氏は主張している。

プレミアのマンチェスター・シティに在籍していた過去を持つルイス。トップチームでのプレイはなくローンで他クラブを転々とし、2019年にヴィラにやってきた。

24歳と若い選手だが、すでにブラジルのフル代表に選ばれている。アーセナルではガブリエウ・ジェズス、ガブリエウ・マルティネッリ、ガブリエウ・マガリャンイスと3人のガブリエウがいることで、チームに溶け込むのはそう難しくはないだろう。

豊富なスタミナを生かして各局面に顔を出すタイプで、攻守両面での貢献が見込める。守備面では鋭いタックルでボールを奪い、攻撃面では推進力のあるドリブルや正確なパスで好機を演出する。

唯一の5連勝と好調をキープしているアーセナルがこの勢いを維持するには中盤の強化は必須だ。サンビ・ロコンガの出場機会減少にもつながってしまうが、タイトルやCL出場権の確保を目指すのであれば仕方ない。優秀な選手であり、進展に期待したい。

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