マンU“2年目”でサンチョは救世主となるか さっそくのテン・ハーグ効果に膨らむ期待

良いスタートを切るサンチョ photo/Getty Images

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昨季は3ゴールしか決められず

ドルトムントでの大活躍から、昨夏大きな期待を背負ってマンチェスター・ユナイテッドへやってきたイングランド代表FWジェイドン・サンチョ。ゴール&アシストでチームの主役となることが期待されたが、昨季は思うように輝けなかった。

昨季のプレミアリーグでの成績は29試合で3ゴール3アシスト。とても満足できる成績ではなく、イングランド代表での立場も怪しいものになってきた。

しかし、今季の立ち上がりは一味違う。エリック・テン・ハーグ体制でスタートした今季は、開幕5試合で早くも2ゴールを記録。1日に行われたレスター・シティ戦ではマーカス・ラッシュフォードのパスからGKとの1対1を迎え、冷静にGKをかわして決勝点を流し込んだ。
レスター戦の後半はやや押し込まれたものの、前半のマンUはクリスティアン・エリクセンやブルーノ・フェルナンデスを中心によくボールが動いていた。サイドへの大きな展開もあり、サンチョにも良いプレイが見られた。

あとは得点ペースの継続だ。英『Independent』によると、指揮官テン・ハーグはサンチョにそれを実現するだけの能力が備わっていると太鼓判を押す。

「彼は実に良いプレシーズンを過ごしたと思う。今はフィジカルに力を入れる時と理解していて、それをやっている。これは彼にとってほんの始まりに過ぎないと確信している。彼の可能性を考えれば、まだまだ改善の余地がある。そうすれば彼は得点とアシスト面でもっと貢献できるし、守備でも重要になるだろう」

「彼には能力があり、異なるリーグで得点を量産したが、ここはプレミアだ。より激しさがあり、メンタル面も肉体面もそれに適応する必要がある。能力は確実にあるよ」

アヤックスからはテン・ハーグの教え子であるFWアントニーの加入が決まった。サンチョを左、アントニーを右で起用するのがオーソドックスだが、場合によってはサンチョのライバルとなる可能性もある。

今季のスタートはまずまずだが、サンチョはこれを継続できるのか。ワールドカップ・カタール大会まで残り3か月。代表入りへのアピールを含め、サンチョには得点&アシスト量産が求められる。

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