10位に終わった2015-16シーズンに続くスロースタート 5試合で“2敗”喫したチェルシーの不安

チェルシーを指揮するトゥヘル photo/Getty Images

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気になる格下相手の敗北

まだプレミアリーグは開幕したばかりで、焦る必要はない。しかし、チェルシーの開幕5試合の結果には不安が残る。

チェルシーは先日行われた第5節・サウサンプトン戦を1-2で落としてしまい、開幕5試合の結果は2勝1分2敗となった。やはり気になるのは2敗の部分だろう。

チェルシーが開幕5試合で2つの黒星を喫するのは、2015-16シーズン以来のことになる。当時のシーズンといえば、ジョゼ・モウリーニョの下でまさかの10位に終わってしまった悪夢のシーズンだ。2014-15シーズンを制していただけに、まさか10位まで沈むことになるとは予想外だった。
当時は開幕節でスウォンジー相手に2-2で引き分けると、続くマンチェスター・シティ戦に0-3で敗北。第3節のWBA戦こそ勝利したが、4節のクリスタル・パレス戦(1-2)、5節のエヴァートン戦(1-3)と連敗。5試合で1勝1分3敗と厳しい立ち上がりだった。

また、開幕節のスウォンジー戦の終盤にはFWエデン・アザールが倒されてファウルをもらい、そこへメディカルスタッフのエバ・カルネイロさんが即座に近づいたことに対してモウリーニョが怒りを露わにするなど、不穏なスタートだったことも印象的だ。

今季は当時ほど悪い立ち上がりではないものの、2つの黒星はリーズ・ユナイテッド(0-3)、サウサンプトン(1-2)相手のもので、どちらも格下ではある。こうしたゲームで勝ち点を取りこぼすのは痛い。

前線にはピエール・エメリク・オバメヤンを市場閉幕間際に獲得しており、今のチームは得点力不足なところがある。ここの改善は必須だろう。果たして指揮官トーマス・トゥヘルは軌道変更できるのか。激戦となっている今のプレミアを制するには、1つの取りこぼしが命取りになる。

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