もう少しで完璧だったアーセナルの移籍市場 重要になったサカ、パルティ、エルネニーの稼働率

アーセナル戦でゴールを決めたD・ルイス(右) photo/Getty Images

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最後にD・ルイスを狙ったようだ

プレミアリーグ第5節アストン・ヴィラ戦で勝利を果たし、無傷の開幕5連勝を飾ったアーセナル。移籍市場閉幕ギリギリでの駆け込み補強には失敗したが、この影響が今後どのような影響を及ぼすのか。

マンチェスター・シティからFWガブリエウ・ジェズスやDFオレクサンドル・ジンチェンコを獲得し、他にもMFファビオ・ヴィエイラやFWマルキーニョスなど、ぬかりない補強を行ったアーセナル。さらに、FWニコラ・ペペやDFヌーノ・タヴァレス、DFエクトル・ベジェリンなどといった、出番の多くなさそうな選手の放出にも成功した。

プレミアリーグ開幕戦から、ジェズスやジンチェンコが即戦力として活躍する一方、アーセナルはさらなる補強を試みる。特にFWブカヨ・サカのバックアッパーとなれるウインガーが獲得候補として噂にあがり、ウォルバーハンプトンのFWペドロ・ネトなどへの関心が報じられた。
しかし、中盤の要であるMFトーマス・パルティが負傷離脱すると、今度はフラム戦で彼の代役を務めたモハメド・エルネニーも離脱。中盤としても計算できるはずだったジンチェンコも負傷し、直近のアストン・ヴィラ戦ではMFアルベール・サンビ・ロコンガが中盤で起用されている。

そういった事情もあり、アーセナルは移籍市場最終日にアストン・ヴィラのMFドウグラス・ルイスの獲得を目論んだ。結果的にアーセナルは3度のオファーを提出したようだが、契約成立には至らないまま移籍市場は閉幕を迎えた。

英『Football London』は、アーセナルがD・ルイスの獲得に向けて、評価額以上の無理なオファーを提示しなかったことを長期的な観点から評価。しかし中盤の補強ができなかったことや、サカのバックアッパーが不明確となっていることから、苦境に陥る可能性が残ったと指摘している。

まだフリーエージェントの選手を獲得するという奥の手も残されているが、それならばD・ルイスにより高額なオファーを提示するべきだっただろう。冬の移籍市場が開幕するまでは、パルティやエルネニー、サカの稼働率に期待することになりさそうだ。

※記事中に誤りがございました。サンビ・ロコンガ選手の出場について2戦連続となっておりましたが、正しくは前節からでした。ここにお詫びし訂正させていただきます。

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