ロナウドはマンUの1トップに返り咲く? 結果を出しているラッシュフォードも見過ごせない

アーセナル戦でロナウドのスタメン出場はあるか photo/Getty Images

開幕2連敗はマルシャルの不在も響いた

マンチェスター・ユナイテッドのFWクリスティアーノ・ロナウドは今夏の去就が注目されていたものの、移籍は実現することなく欧州5大リーグの移籍市場が閉幕。残留がほぼ確実となったが、近いうちにスタメン復帰はあるのか。

プレシーズンのロナウドは、家庭の事情を理由にマンUのプレシーズンツアーに合流せず、調整が遅れていた。負傷の影響でFWアントニー・マルシャルが欠場しているにもかかわらず、開幕からの5試合で先発出場はここまで一度。直近3試合はFWマーカス・ラッシュフォードが1トップでスタメン起用されている。

そのラッシュフォードは第3節リヴァプール戦で決勝点を奪っており、直近のレスター・シティ戦でもFWジェイドン・サンチョの決勝点をアシスト。オフザボールや前線からの守備といった観点では、1トップとしてあまり機能していない印象を受けるが、結果を出している。

一方のロナウドは、途中出場がほとんどとはいえまだゴールやアシストといった結果を残せていない。それでも短いプレイタイムの中で存在感を放っており、やはり動き出しやポストプレイという点では、ラッシュフォードより優れている。

レスター戦ではアシストまであと一歩のプレイを見せており、惜しいバイシクルシュートも放った。もう少し長い時間プレイできれば結果も出るはずだ。

英『Manchester Evening News』は、SNS上の一部サポーターがラッシュフォードの全体的なパフォーマンスに感銘を受けておらず、ロナウドの22分間の交代出場に勇気づけられたと伝えており、このような投稿を紹介している。

「ロナウドは5分間で、85分プレイするラッシュフォードより多くのことを成し遂げた」

「ロナウドを起用しろ。ロナウドをベンチに置いて、ラッシュフォードや(FWアントニー・)エランガをプレイさせることはできない。犯罪的な行為だ。3連勝で得失点差はまだ赤字。マジか!?」

「ロナウドはエランガよりずっといい感じ。マンUが本気で結果を出したいなら、アーセナル戦や今後の試合でも先発で起用する必要がある」

次節は5連勝中のアーセナルをホームに迎えるが、クラブの公式HPによれば、マルシャルは間に合わない可能性が高い模様。そうなるとやはり1トップの選択肢はロナウドかラッシュフォードとなる。

チーム全体の流動性を高めるという意味では、ロナウドの1トップがハマるように思えるが、結果を出しているラッシュフォードをないがしろにすることもできない。エリック・テン・ハーグ監督はアーセナル戦でどのような采配を見せるのか。

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