マンUが悩んでいた“アントニーorガクポ”の2択 選んだカードはデビュー戦でゴールをゲット

PSV残留となったガクポ photo/Getty Images

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教え子WGの獲得に成功したテン・ハーグ監督

FWアントニー・マテウスをアヤックスから獲得し、移籍市場閉幕ぎりぎりでウイングの補強に成功した今夏のマンチェスター・ユナイテッド。彼の獲得に失敗していた場合は、PSVアイントホーフェンのFWコーディ・ガクポの獲得に本腰を入れていた可能性が高かったようだ。

今季からマンUの指揮官に就任したエリック・テン・ハーグ監督は、アヤックス時代の教え子の獲得を多く望んでいた。アントニー以外には、MFフレンキー・デ・ヨングやDFリサンドロ・マルティネスがターゲットとなった。

結果的にアントニーとL・マルティネスの2枚獲りに成功したマンU。L・マルティネスは比較的早い段階で移籍を成立させることができたものの、アントニーに関してはアヤックスとなかなか話がまとまらず、ウインガーの代替案がいくつか噂にあがる流れとなった。

そのうちの1人がエールディヴィジで輝きを放っているガクポだった。現在23歳の彼は昨季リーグ戦12ゴール12アシストを記録しており、今季に入ってからも5試合で6ゴール3アシスト。さらなる飛躍を予感させている。

英『Manchester Evening News』によれば、マンUは夏の移籍市場開幕当初からガクポの獲得に興味を示していた模様。PSVのフットボールディレクターを務めるジョン・デ・ヨング氏が舞台の裏側を明かしている。

「マンUは移籍期間の初めに問い合わせてきた」

「彼らは(ガクポに)関心を示した。しかし、その後は長い時間を要した」

「最終的にはマネージャーとして、レンジャーズ戦(先月行われたチャンピオンズリーグ予選プレイオフ)の間にマンUと話したんだ。その時はこの移籍話がより具体的になったように思えたが、彼らの関心は徐々に薄れ、移籍市場が終わる頃には彼をマンUに売却するという選択肢がなくなっていた」

マンUがアントニーを確保した後、リーズ・ユナイテッドやサウサンプトンといった他のプレミアクラブがガクポの獲得に関心を示したが、結局この移籍も成立することはなかった。

マンUには両サイドをハイレベルでこなせるFWジェイドン・サンチョがいるため、右WGのアントニーと左WGのガクポ、どちらを獲得していてもそれほど大きな問題はなかったはず。アントニーは初先発のアーセナル戦でいきなり値千金のゴールを奪う活躍を見せたが、ガクポの方を獲得していたらどのような結果になっていたのかも気になるところだ。

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