移籍金総額“4000万ユーロ”の価値を示す強烈な一撃 ウーデゴーの控えには勿体ないアーセナル新加入MF

自身の価値を示したファビオ・ビエイラ photo/Getty images

プレミア初ゴールを記録した

アーセナルはプレミアリーグ第8節にてアウェイでブレントフォードと対戦。前半だけで2点のリードを得ると、後半にはプレミア初先発のファビオ・ビエイラがボックス外から素晴らしいミドルシュートを沈め、チームに勝利をもたらした。

今夏の移籍市場でポルトからやってきたレフティのビエイラ。移籍金は総額4000万ユーロと高額であり、大きな期待を寄せられアーセナルに加わった。ポジションは攻撃的な中盤であり、昨季ポルトでは1329分で6ゴール14アシストと素晴らしい数字を残している。

そんなビエイラはブレントフォード戦でプレミア初先発を飾った。普段トップ下でプレイするマルティン・ウーデゴーがトレーニングで負傷しており、代役を任された。

前任者であるウーデゴーは偉大な存在であり、この1試合で並べるとは思わないが、ウーデゴー不在時に安心してスタメンを任せられるパフォーマンスだった。持ちすぎず攻撃を停滞させない頭の良さ、精度の高いキック、気の利いたポジショニングでゴールシーン以外は黒子としてチームを支えている。

ブレントフォード戦で見せた高精度のキックから今後はより多くのチャンスが生まれるはずだ。ポルトでは短い時間で14アシストを記録しており、創造性とそれを実現できるスキルの高さを兼ね備えている。精度はウーデゴー以上であり、ノルウェー代表MFとは違った強みを持つ。

各メディアでも軒並み高評価であり、英『90min』では最高評価のグラニト・ジャカやゴールを決めたガブリエウ・ジェズスらに続く7点で、「前半は若さが欠点として現れたが、後半には素晴らしいゴールを決めた」と称賛されている。英『Daily Mail』では後半開始直後に疑いの余地のない結果を示したとレフティのクオリティを認めている。

今季はシーズン中にワールドカップ・カタール大会が開催され、例年以上に過密日程になる。ウーデゴーだけでトップ下のやりくりをするのは不可能であり、アルテタには新たな頼れるオプションが一つ生まれた。

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