ミランですでに活かされているデストの“特長” バルサ時代以上に重宝されることは確実か

ミランで飛躍が期待されるデスト photo/Getty Images

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不測の事態だったフロレンツィの離脱

今夏にバルセロナからミランへとやってきたアメリカ代表DFセルジーニョ・デスト。負傷により長期離脱となってしまったDFアレッサンドロ・フロレンツィの代役として、右サイドバックの穴を埋めることが期待されるが、彼のユーティリティ性はミランを大いに助けることになりそうだ。
 
先月31日に行われたセリエA第4節サッスオーロ戦でハムストリングを負傷し、復帰まで約5ヵ月と見込まれているフロレンツィ。DFダヴィデ・カラブリアのバックアッパーが不在となってしまったため、ミランは移籍市場最終日に買取オプション付の1年ローンで急遽デストを獲得した。
 
伊『Gazzetta dello Sport』によれば、デストは自らの特長についてこのようにコメント。バルサで左SBや右WGもこなしてきた彼だが、やはりそういったポジションで起用されることに関しても全く問題ないようだ。
 
「僕は右でも左でもプレイできるディフェンダーだ。ベストポジションは守備的なサイドバックだけど、攻撃的な特長も併せ持っている。ミランではより完成度の高い選手になれるだろうね。イタリアでは守備の面でより多くのことが求められるから、自分のスキルに多くの焦点を当てる必要がある。リーグを変えることは成長するチャンスだ」
 
デストはすでにチャンピオンズリーグのレッドブル・ザルツブルク戦、ディナモ・ザグレブ戦の2試合で後半途中から出番を得ている。ザルツブルク戦ではカラブリアに代わってそのまま右SBに入ったが、ディナモ・ザグレブ戦ではFWアレクシス・サレマーカーズに代わって右ウイングを務めた。
 
あくまでもカラブリアの負担を軽減すること第一の務めだが、パンチ力の低い右WGはデストにとってかなり狙い目なポジションのはず。左SBもDFテオ・エルナンデス欠場時の不安が大きく、ステファノ・ピオリ監督は多くの試合で彼を起用することになるだろう。

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