MLSでも出番少なく2ゴールのみ 集大成のW杯へ気になるウェールズのエース・ベイルの現状

今季よりMLSでプレイするベイル photo/Getty Images

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MLSでは特大のインパクト残せていない

64年ぶり2度目となるワールドカップ出場を決めたウェールズ代表。カタール大会ではイングランド代表、イラン代表、アメリカ代表と同じグループBに入っており、イングランドとの対決は大きな盛り上がりを見せるだろう。

チームのキーマンとなるのは、やはりFWガレス・ベイルだ。EURO2016など近年のウェールズ躍進の理由はベイルにあり、同国最高級アタッカーであるベイルがいたからこそのカタール大会出場と言っていい。33歳を迎えているベイルにとっても、今回のカタール大会がキャリアの集大成となるのは間違いない。

気になるのはベイルの状態だ。ベイルは今夏にレアル・マドリードを離れ、アメリカ・MLSのロサンゼルスFCと契約を結んだ。ワールドカップを前に欧州を離れる決断を下したわけだが、相変わらずプレイ時間が少ない。
ここまでリーグ戦10試合に出場して2ゴールを挙げているが、先発したのは2試合だ。最も長くプレイした試合は9月14日のミネソタ・ユナイテッド戦の62分間となっており、スペイン『MARCA』はワールドカップへ向けてベイルの状態が上がってきているのか気にかけている。

同じウェールズ代表では、今夏にフランスのニースへ移籍したMFアーロン・ラムジーの状態も気になる。ユヴェントスへの移籍が上手くいかず、レンジャーズへのレンタル移籍を経て今夏にニースへ移籍。ここまで1ゴールを挙げているが、やや全盛期を過ぎた印象は否めない。

ウェールズが生んだ2人は同国にとって特別な才能であり、カタール大会でも2人の力が欠かせない。グループBの顔ぶれなら突破も不可能ではなさそうだが、ウェールズは決勝トーナメントに進めるのか。特に得点部分はベイルの貢献が不可欠で、何とかMLSでコンディションを上げておきたい。同国の黄金世代にとってラストになるであろうメジャートーナメント開幕が迫る。

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