今週末の欧州リーグも盛り上がりを見せた。とくに日本人選手が各クラブで躍動しており、5大リーグに出場した選手の結果を振り返る。※評点はデータサイト『Whoscored.com』より
『プレミアリーグ』
冨安健洋(アーセナル)
途中出場86分IN
(ブレントフォード 0-3 アーセナル)
評点6.0
ELチューリッヒ戦では先発フル出場を飾った冨安だが、リーグ戦では途中出場が続いている。怪我での予防であり、こればかりは仕方ない。これから代表ウィークに入るが、明けた10月も過密日程が予想される。冨安は右SBだけでなくCB、左SBでもプレイ可能であり、どこかのポジションに怪我人が出れば冨安がそこに回されるはずだ。そこで怪我せずプレイしミケル・アルテタ監督からの評価を高めたい。
三笘薫所属のブライトンは試合延期でリーグ戦の開催なし。次節は代表ウィーク明けのリヴァプール戦が予定されている。
『リーガ・エスパニョーラ』
久保建英(レアル・ソシエダ)
先発81分OUT
(レアル・ソシエダ 2-1 エスパニョール)
評点8.1
ELオモニア戦で移籍後初アシストを記録した久保はこのエスパニョール戦でもアシストの数字を伸ばした。献身的な守備が得点につながっており、スペインメディアからの評価も高い。同じく新加入のアレクサンデル・セルロートとの2トップは鉄板となっており、早くも新天地で地位を確立している。現在2試合連続得点関与中であり、代表ウィーク明けのジローナ戦でも数字を残したい。
『ブンデスリーガ』
原口元気(ウニオン・ベルリン)
出場なし
(ウニオン・ベルリン2-0 ヴォルフスブルク)
評定なし
吉田麻也(シャルケ)
先発フル出場
(ボルシア・ドルトムント 1-0 シャルケ)
評点6.7
ドルトムントとのルールダービーに臨んだ吉田だが、黒星となってしまった。それでも開幕からの先発フル出場は継続しており、CBとして地位を確立している。次は日本代表のゲームであり、自身の価値を示したい。
伊藤洋輝・遠藤航(シュツットガルト)
伊藤、遠藤ともに先発フル出場
(シュツットガルト 1-3 フランクフルト)
評点6.6、6.1
鎌田大地と長谷部誠が所属するフランクフルトに敗れたが、伊藤、遠藤ともに高いパフォーマンスを披露した。伊藤はインターセプト4回、タックル3回と数字を残しており、遠藤は地上戦でのデュエル勝利数9回とデュエル王の名に恥じない働きを見せている。
堂安律(フライブルク)
先発78分OUT
(ホッフェンハイム 0-0 フライブルク)
評点7.1
負傷の可能性が報じられていた堂安だが、ホッフェンハイムとのリーグ戦では右サイドハーフで先発を果たした。自身のSNSでは「誰が怪我したって言った?」と無事をアピールしており、このまま日本代表に合流することになる。
鎌田大地・長谷部誠(フランクフルト)
鎌田、長谷部ともに先発フル出場
(シュツットガルト1-3 フランクフルト)
評点8.5、評点6.8
夏の移籍市場ではステップアップが報じられた鎌田だが、残留となりフランクフルトでは好調を維持している。シュツットガルト戦では1ゴール1アシストの大活躍であり、直近8試合で4ゴール2アシストの大活躍だ。
板倉滉(ボルシアMG)
出場なし
(ボルシアMG 3-0 ライプツィヒ)
評点なし
浅野拓磨(ボーフム)
出場なし
(ボーフム 1-1 ケルン)
評点なし
『リーグ・アン』
伊東純也(スタッド・ランス)
先発フル出場
(スタッド・ランス 0-3 モナコ)
評点7.4
南野のモナコ相手に0-3と大敗を喫したが、伊東への評価は非常に高い。ドリブル成功数6回は両チーム通じてトップの数字であり、ドリブラーとしての実力を証明した。
川島永嗣(ストラスブール)
出場なし
(モンペリエ 2-1 ストラスブール)
評点なし
オナイウ阿道(トゥールーズ)
途中出場76分IN
(リール 2-1 トゥールーズ)
評点6.0
途中出場からの出番が続くオナイウは未だ先発がない。アシストを記録したのも遠い昔の話であり、目に見える数字が欲しい。
南野拓実(モナコ)
途中出場65分IN
(スタッド・ランス 0-3 モナコ)
評点7.5
モナコ移籍後難しい時間が続いていた南野だが、待望の初ゴールが生まれた。さらに得点後にはアシストも記録しており、1試合で2得点に関与した。試合後フィリップ・クレメント監督は「我々は彼の将来性に賭けた。今後数カ月にわたってさらに成長できるよ」と大きな期待を寄せられている。
※記事中に誤りがございました。フランクフルト所属長谷部誠選手は17日のシュツットガルト戦に出場していないと記載していましたが、正しくは先発フル出場していました。ここにお詫びし訂正させていただきます