J3の富山が石崎監督の解任を決断 “昇格請負人”と呼ばれた名将も成績不振を理由に

今季は5位の富山(写真はイメージ) photo/Getty Images

後任は小田切ヘッドコーチに

J3のカターレ富山は19日、昨季からチームを率いる石﨑信弘監督の退任を発表した。

昨シーズンからチームを率いた石崎監督は、前年に9位で終わったチームを立て直し、昇格争いを演じて最後は13勝7分8敗で4位とシーズンを終えた。J2昇格を目指して2年目を戦う今季だったが、ここまで25試合で14勝3分8敗と首位・いわきFCとは勝点差「9」と離されて5位となっている。

そんな石崎監督にクラブは成績不振に加えて目標達成のためにもう後がないことや、ゲーム内容の課題が改善されていないことを挙げて指揮官交替の決断を下したと公式にて伝えている。また後任にはヘッドコーチの小田切道治氏に決定しており、2019年からトップチームのコーチを務めていた。

石崎監督は過去に柏レイソル、北海道コンサドーレ札幌、モンテディオ山形でJ1昇格を経験し、テゲバジャーロ宮崎をJFLからJ3へと導くなど数多のクラブを昇格させ“昇格請負人”とも呼ばれていた。自身5度目となる昇格を目指して富山を率いるものの、志半ばで解任することとなってしまった。

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