スコールズとの比較には持論を展開 “マンUの指揮者”エリクセンに集まる脚光

さまざまなポジションに対応したエリクセン photo/Getty Images

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現在のマンUに欠かせない存在となっている

今季からマンチェスター・ユナイテッドの一員としてプレイしているMFクリスティアン・エリクセン。彼の活躍ぶりをマンUのレジェンドMF、ポール・スコールズ氏と比較する声も出てきているようだ。
 
約半年間ブレントフォードでプレイしたエリクセンは契約満了でクラブを退団し、今夏にマンUへと加入。エリック・テン・ハーグ監督はリーグ開幕戦から彼をスタメンで起用しており、必要に応じて偽9番からアンカーまでさまざまなポジションを任されている。
 
そのパフォーマンス自体も特筆すべきであり、残している数字こそ公式戦ノーゴール2アシストとなっているものの、ピッチ上の至る所に顔を出すチームの配球役として機能している。相手守備陣の隙を突き、前線に決定的なパスを送り込む場面も多々見られる。
 
英『Daily Mail』によれば、そんなエリクセンの姿をスコールズ氏や昨季限りで退団した元スペイン代表MFファン・マタに重ねる声もあるという。こういった評価に対してエリクセン自ら反応しており、このようなコメントを残している。
 
「もちろん、彼らと比較されるのは素晴らしいことだが、自分の道や名声は自分自身で作り上げていくものだ」
 
「ポール・スコールズとなんとか対戦できたのはラッキーだった。彼は優秀な選手だったから、彼と比較されるのは嬉しいよ」
 
また、エリクセンは険悪なムードが立ち込めていたリーグ戦開幕直後の時期についても言及。マンUはブライトンとの開幕戦を1-2で落としており、エリクセンにとって古巣対戦となった第2節ブレントフォードは4-0の大敗を喫している。
 
「その期間、僕らはおそらく模索していたんだ。僕個人としてもね。短い間にいろいろなポジションを経験した。最初はちょっとしたストライカーのような役割を務め、それから守備的MFまでポジションを下げた」
 
「最近の試合では8番としてプレイしているけど、このポジションは自分にとても合っている。勝ち星を重ねて上位に返り咲いたことも素晴らしいことだ。僕らにとって良いことだし、ちょっとした自信にもなった」
 
MFスコット・マクトミネイの好調やMFカゼミロの加入などもあり、エリクセンは今まで以上に組み立てや攻撃に専念しやすくなっている。30歳という年齢や心臓への負担が懸念されるが、マンUを勝利に導くコンダクターとしてできる限りの稼働が求められるだろう。

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