イングランド代表の戦力を底上げしている“海外組の存在” エイブラハムが挙げる国外挑戦の先駆者

今季もすでにリーグ戦2ゴールを記録 photo/Getty Images

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エイブラハムはイタリアで活躍中

近年増加しているイングランド出身選手の海外移籍。ローマで2シーズン目を迎えているイングランド代表FWタミー・エイブラハムは、この流れを作った人物としてマンチェスター・ユナイテッドのFWジェイドン・サンチョの名前をあげている。
 
チェルシー生え抜きのストライカーであるエイブラハムは、フランク・ランパード監督の下でプレイした2019-20シーズンこそリーグ戦15ゴールを記録したものの、トーマス・トゥヘル監督の下では冷遇され、2021年夏にローマへと完全移籍。ジョゼ・モウリーニョ監督の信頼を掴み、昨季はセリエAの37試合に出場、17ゴールを奪った。
 
英『Daily Mail』では、イタリアでのプレイや生活について語るエイブラハム本人のコメントが紹介されている。その中で彼はイングランドから国外に活躍の場を移すことについて言及。イタリアでプレイしていることに誇りを感じているようだ。
 
「人々は変化を恐れていたのかもしれない。誰だって居心地のいい場所にいたいものだけど、やってみないと後悔することだってある。残りのキャリアで何が起ころうと、振り返ってみればイタリアでプレイしたことや生活したこと、これまでとは違う暮らしを経験したことを誇りに思える」
 
「サンチョが良い例だ。彼がドルトムントへ行った時、僕は『なぜだ?』と思ったけど、彼は見事に成功し、他の選手たちにもそうすることへの自信を与えた。MFジュード・ベリンガムが彼に続いてドルトムントに行き、僕と(DFフィカヨ・)トモリはイタリアにいる。僕たちは良いプレイをしているし、そのドアを叩いている。サンチョは多くの人の目を開かせたと思う」
 
現在はマンUでプレイする22歳のサンチョだが、2017年夏にマンチェスター・シティの下部組織からドイツのドルトムントへ移籍。2019-20シーズンにはリーグ戦17ゴール16アシストを記録するほどの活躍を見せている。
 
他にもベリンガムは2020年夏からドルトムントで、トモリは2021年1月からミランでプレイ。この4人はいずれもイングランド代表の選手であり、サンチョ以外の3人は今月末の代表戦にも招集されている。
 
国内にプレミアリーグという世界屈指のリーグがあることはイングランドの選手にとってこれ以上ないメリットだが、エイブラハムなどが国外でたくましく育ち、イングランド代表の戦力が底上げされたことは間違いない。国内で燻っているくらいであれば、彼らのように国外に飛び出すことも考えるべきだろう。

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