“最多シュート数”を記録するレアル・ソシエダの中盤ダイヤモンド 西紙はメリーノ、メンデスを「新たなFW」と称賛

中盤から攻撃を支えるブライス・メンデス photo/Getty images

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久保のチームメイトは頼れる選手が揃っている

開幕からの6試合で3勝1分2敗リーグ8位につけている久保建英が所属するレアル・ソシエダ。夏の移籍市場終了間際にエースであるアレクサンデル・イサクをニューカッスルに引き抜かれ、代役として確保したウマル・サディクも長期離脱と少し運の悪いラ・レアルだが、直近2戦では連勝と調子の良さを見せている。

そんなラ・レアルを支えているのは中盤3枚のマルティン・スビメンディ、ミケル・メリーノ、ブライス・メンデスのトリオだ。スビメンディはセルヒオ・ブスケッツの後継者としてバルセロナから関心を寄せられている実力者で、メリーノ、メンデスも開幕から全試合で起用されるなど、イマノル・アルグアシル監督からの信頼は厚い。

中盤ダイヤモンド型の[4-3-1-2]の中盤3枚で起用されているメリーノとメンデスの2人だが、西『MARCA』は新たなFWと呼び2人を称賛している。
スタートポジションの表記では中盤とされているが、流れの中で自由にポジションを変える2人であり、時にはFWの位置までポジションを上げる。中盤からの飛び出しで攻撃を活性化させており、久保やダビド・シルバ、アレクサンデル・セルロートらをサポートしている。

データサイト『SofaScore』によると、ここまでの6試合で最もシュート数が多いのが、メリーノの12本、次に10本のメンデスだ。枠内シュートでは6本のメリーノ、5本の久保、4本のメンデスと続く。中盤の2人の積極的なゴール前への飛び出しは効果的であり、メンデスはチームトップとなる3ゴールをここまで決めている。

久保ら前線の選手からしても中盤の飛び出しは助かる。前線でのターゲットが多くなり、自身へのマークも薄くなる。

中盤での組み立て、ドリブルでの運び、強度の高い守備、さらには得点と求められるスキルが多いラ・レアルの中盤。運動量が求められるポジションであり、彼らのクオリティがチームの勝利に直結することになる。

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