ウェールズの英雄はW杯に間に合うのか MLS移籍後増えない“342分”のプレイタイムを英紙は指摘

MLSのロサンゼルスFCでプレイするガレス・ベイル photo/Getty images

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近年代表で素晴らしい数字を残してきた

欧州選手権では2016年にベスト4、2021年にベスト16と近年結果を残しているウェールズ代表。11月に開催されるワールドカップ・カタール大会の切符も掴んでおり、1958年スウェーデン開催以来の出場となる。

そんなウェールズの中心人物はガレス・ベイルだ。トッテナム、レアル・マドリードと各リーグの強豪クラブで名を馳せたレフティで、レアルではリーグ優勝、CL制覇と多くのタイトルを獲得している。

前述したEURO2016でのベイルの活躍は素晴らしかった。グループステージではスロバキア、イングランド、ロシアの全3試合で得点を決め、イングランドを退けてグループ1位で決勝トーナメントへ進出している。その後の3試合で得点こそなかったが、大エースとしてチームを4強入りに導いた。
W杯出場を決めるプレイオフは、ベイルの独壇場だった。準決勝オーストリア戦では直接フリーキックを含む2ゴールでチームを勝利に導き、さらに決勝ウクライナ戦でもゴールと母国の英雄となった。

そんなベイルも33歳となり、現在はMLSのロサンゼルスFCでプレイしている。

英『The Athletic』では移籍後、一度も先発フル出場を記録していないベイルのコンディションを心配している。ここまで2試合で先発、9試合で途中出場となっており、342分のプレイタイムで2ゴールを挙げている。それでもベイルは楽観的な姿勢を見せており、W杯出場について以下のコメントを残している。

「サッカー選手は誰でもできるだけ多くプレイしたいと思うものだが、我々は賢く、シーズン終盤の重要な場面に向けて自分自身を作り上げている」

「W杯は良いコンディションで臨めるはずだ。まだ90分プレイしていないけど、積み重ねていけばいい。ここ数年はプレイ時間が短く、積み重ねが必要なことは十分に理解している。僕にとって大事なことは1週間1週間を大切に過ごすことだ。それがLAFCのためになり、最終的にW杯に間に合うようになればいいと思う」

ウェールズ代表はベルギー、ポーランドとUEFAネーションズリーグを戦い、W杯本戦ではアメリカ、イラン、イングランドと対戦する。グループ突破が難しい死の組ではなく、ベイルの活躍次第で結果は大きく変わるといえる。

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