ウルグアイまで撃破する強さ “イラン黄金世代”はW杯でイングランド、アメリカにも勝てる

ウルグアイに勝利したイラン代表 photo/Getty Images

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いざW杯ベスト16の舞台へ

ネーションズリーグでイングランド代表がイタリア代表に0-1、ウェールズ代表がベルギー代表に1-2、親善試合でアメリカ代表が日本代表に0-2と敗れる中、ワールドカップ・カタール大会のグループBに入るチームで歓喜に沸いたのがイラン代表だ。

前述した4チームはグループBに入っているのだが、先日の代表戦ではイランを除く3チームが敗北。一方でイランはオーストリアのNVアレーナにて行われたウルグアイ代表との親善試合に1-0で勝利。英『The Sun』はこの勝利にイランのサポーターが大いに興奮しており、ワールドカップでグループBを抜け出せるのではと期待の声が挙がっていることを紹介している。

イランといえばワールドカップが目前に迫る中でカルロス・ケイロス監督の復帰を決断したことが話題となったが、いきなりウルグアイを撃破してみせた。親善試合とはいえ、南米の強豪から1勝を奪えたのは自信となったはずだ。
このゲームで決勝点を挙げたのはFWメフディ・タレミだったが、ポルトガルの名門FCポルトで活躍するタレミは4年前のロシア大会を知る選手でもある。急遽監督に復帰したケイロスのスタイルも熟知していることだろう。

タレミだけではない。このウルグアイ戦には交代選手を含めて計17人がピッチへ入ったが、そのうち11人はロシア大会を経験している。GKアリレザ・ベイランヴァンド、MFサマン・ゴッドス、カリム・アンサリファルド、ヴァヒド・アミリ、サイード・エザトラヒ、FWサルダル・アズムン、アリレザ・ジャハンバフシュなど、彼らもケイロスとの関係は長い。

この連携はイランの武器の1つであり、ウルグアイ戦もポゼッション率36%ながら粘りの勝利を手にしている。おそらくはカタール大会本番でもこの戦い方となるだろうが、イランはそれに慣れている。グループ突破最有力候補とされるイングランドもイランには手を焼くのではないか。

日本に敗れたアメリカも決して盤石というわけではなく、グループBをアジアの強豪イランが突破するシナリオは十分考えられる。アジア勢の中では最も期待できるチームと言ってもおかしくないが、イランはベスト16へ届くか。

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