ラッシュフォードに“C・ロナウドのポジショニング”が加われば…… 7番から10番へと継承されるCFとしての極意

ラッシュフォードはロナウドから学んでいる photo/Getty Images

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まだまだラッシュフォードには改善点も多い

リーグ戦4連勝中のマンチェスター・ユナイテッドにおいて、その立役者の1人となっていたイングランド代表FWマーカス・ラッシュフォード。今季はFWクリスティアーノ・ロナウドとの1トップ争いも繰り広げているが、彼とは良い関係を築くことができているようだ。
 
プレシーズンの好調を維持したままリーグ戦本番を迎え、ここまでの6試合で3ゴール2アシストを記録しているラッシュフォード。ロナウドが以前のようなキレを取り戻せていないこともあり、左ウイングだけでなく彼の定位置であるセンターフォワードとしても積極的に起用されている。
 
FWアントニー・マルシャルの負傷離脱もあって1トップの選択肢が少ない中、ラッシュフォードのこの活躍はチームを大いに助けているが、無論全てが完璧という訳ではない。彼が結果を出しているのは “左WG担当時”が大多数であり、ゴールに関しても快足を活かしたカウンターから生まれているものがほとんど。前線の起点となることも求められるCFとしては、動き出しやポジショニングの質が課題となっている。
 
英『The Sun』によれば、現在はそのラッシュフォードのサポート役にロナウドも名を連ねているようで、両者の関係はかつてないほど良好だという。2人は共に同じ時間を過ごすことも多く、試合のことについて話したり、ピッチ上でのポジショニングについて建設的な議論も交わしているようだ。
 
いくらかつてのようなパフォーマンスが発揮できていないとは言え、ロナウドのポジショニングの上手さについては今さら議論の余地もない。先日行われたUEFAネイションズリーグのチェコ代表戦でもゴール前で絶好の得点チャンスを迎えており、こういった能力は今後も衰えることはないだろう。
 
そのロナウドから直接アドバイスをもらうことができるラッシュフォードの今の状況は、これ以上ないほど恵まれている。もし彼がロナウド直伝のCFとしての動きや振る舞いを取り入れることができれば、選手としてさらなる高みに到達できるはずだ。

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