アメリカ破った日本代表を英紙は“W杯ダークホース候補”と呼び期待 エクアドル戦で課題解決なら本戦で実現も?

日本代表はW杯でどこまで進めるのか photo/Getty images

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アメリカを倒したインパクトは大きかった

タイラー・アダムスやウェストン・マッケニー、ジョバンニ・レイナと欧州5大リーグでプレイする実力者が多いアメリカ代表。8月更新のFIFAランキングでは14位となっており、24位の日本代表は大きく離されている。

そんな日本代表はアメリカ代表と対戦。ハイプレス・ショートカウンターを軸とした戦術がアメリカ代表にハマり、2-0と完勝を収めた。

「日本代表のエリート層はかつてないほどに厚くなったといえる。過去の大会ではサムライブルーのカリスマ的存在本田圭佑、長谷部誠の粘り強さ、香川真司の攻撃力に大きく依存していた。それでも今、森保一監督はフランクフルトの鎌田大地、セルティックの古橋亨梧、旗手怜央、前田大然からなる恐ろしいトライデント、久保建英、堂安律、三笘薫、スポルティングCPの守田英正と才能豊かな選手に目を向けることができる。彼らはエキサイティングな時を迎えており、アメリカ戦では相手に1本の枠内シュートも許さず、2-0で勝利している」
この勝利があったことで日本代表の評価は高まった。英『Squawka』では森保ジャパンをW杯のダークホースになるかもしれないと注目している。

相手の出来が想像以上に悪かったといえるが、アメリカ代表の知名度の高さを考えれば彼らを破ったサムライブルーの評価が上がるのは当然だ。とくに欧州での新シーズンでは同紙で挙げられている鎌田や久保、堂安らが所属クラブで活躍しており、存在感を示している。

エクアドル代表を破ればその評価はさらに高まるだろう。アメリカ代表のように質のいい若手を揃えており、三笘の同僚であるブライトンのモイセス・カイセドやレヴァークーゼンのピエロ・インカピエはその筆頭だ。南米予選では得点力、守備力共に申し分ないものを見せており、いい腕試しになるだろう。

アメリカ戦で得た課題をエクアドル戦で解決したい。アメリカ戦では前半前田を中心としたハイプレスからのショートカウンターがハマったが、後半は相手がビルドアップ時に3バックにしたことでプレスが機能しなかった。そうなると前半ほどボールを支配するのは難しく、守備時の場面で圧力をかけられることが増えた。試合中の修正が必要だったが、間に合わなかったようだ。

W杯本戦でもハイプレス・ショートカウンターを軸とするならドイツやスペインといった強豪国は確実に3バックに変化するなどの対策を見せてくる。アメリカ戦ではハイプレスの弱点を露呈しており、エクアドル戦で改善できることを証明できれば英紙が期待する本物のダークホースになることは十分に可能だ。

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