柴崎はトップ下で起用すべき?旗手のポジションはどこ? エクアドル戦で注目したい“日本代表中盤戦力事情”

柴崎岳にとってこのエクアドル戦が正念場だろう photo/Getty images

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重要な選考になる

9月の2連戦を戦うために招集された30人の日本代表。ワールドカップ・カタール大会本戦は26人の登録が可能となり、次回の招集では4人が外れることになる。

その1枠となりそうなのがボランチでプレイする中盤のプレイヤーたちだ。遠藤航、守田英正、田中碧、柴崎岳、原口元気、旗手怜央の6人もいる(旗手は2列目の選手とも考えられるが、ここではボランチとする)。6人は多く、5人もしくは4人で問題ない。

[4-2-3-1]が基本システムであれば、アメリカ戦で先発した遠藤と守田のダブルボランチは当確だろう。アジア最終予選で継続的に起用されていた田中やアメリカ戦ではウイングバックでの起用があったカスタマイズ性能に長けた原口も選ばれる可能性が高い。となると、柴崎と旗手が残る。
柴崎はアジア最終予選序盤に積極的に起用されており、一時は中盤での序列が高かった。しかし次第に安定感のなさを指摘されるようになり、ポジションを失ってしまった。現状では守田や田中のほうが序列は高く、3、4番手が今の柴崎の立ち位置だろう。柴崎の強みは正確なパスを生かしたテンポ作りと一気に相手の急所に打ち込むスルーパスだ。

所属するレガネスではトップ下で使われており、エクアドル戦は柴崎がその位置にいても面白い。鎌田大地のみでは本戦を戦えず、よりパサーとしての色が強い柴崎に適したポジションだ。が、久保建英や南野拓実と鎌田のバックアッパーを巡る争いは熾烈で、森保一監督は柴崎をどのポジションとして考えているのか。

旗手は柴崎のような代表での経験はないが、セルティックでは中盤として成長を続けている。CLレアル・マドリードとの一戦ではダブルボランチの一角として先発し、後方と前線でのつなぎを行うリンクマンの役割を任されている。相手からプレッシャーを受けても動じない冷静さ、技術の高さ、推進力のあるドリブル、アタッキングサードでのアイデアと武器は多く、アメリカ戦ではベンチ外だったが、エクアドル戦ではピッチに立つことを期待したい。

ボランチは遠藤、守田が現状1番手であり、誰が彼らをバックアッパーとして支えるのか。田中がその筆頭としては濃厚であり、もう1枠は原口になるのか、柴崎になるのか、それとも旗手なのか。

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