プレミアリーグのクラブが見つめるエジプトの至宝 リヴァプールは“NEWサラー”を勝ち取れるか

エジプト代表として東京五輪に出場したイブラヒム・アデル photo/Getty images

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期待の若手だ

今季は例年よりも元気がないリヴァプール。リーグ戦では6試合終えて2勝3分1敗とすでに4試合で勝ち点を落としてしまっている。まだ序盤戦とはいえ、ライバルのシティは無敗を継続しており、優勝争いから遠ざかっている。

その理由は怪我人の続出など様々だが、例年と違うのは攻撃時の火力か。ボーンマス相手に9ゴールを奪うゴールショーを見せたかと思えば、ライバルのエヴァートンにはスコアレスドロー。CLではナポリに1-4と大敗を喫しており、リヴァプールらしい攻撃を見せられてない。

攻撃陣はさらなる若返りが必要であり英『90min』によると、リヴァプールはNEWサラーと呼ばれるFWイブラヒム・アデル(21)に関心を示しているようだ。
エジプトのFCピラミッドでプレイするアデル。21歳と若い選手だが、すでにトップチームでの経験は豊富で、78試合で22ゴールを決めている。エジプトのフル代表にも選ばれており、サラーとのプレイ経験もある。

同紙によると、アデルはエジプトでサラー以来の才能の持ち主とされており、欧州から常に関心を寄せられているアタッカーの一人だ。実際にデンマークのノアシェランが200万ポンドのオファーを提示したが、500万ポンドにプラスしてボーナスを付けられる人材だとFCピラミッドは考えており、オファーを拒否した模様。

リヴァプールは獲得に動いており、1月に獲得する可能性があるようだ。しかしアーセナルやブレントフォード、ブライトン、ノッティンガム・フォレストとライバルは多く、リヴァプールはNEWサラーを勝ち取れるか。

右利きではあるが、サラーの後継者と呼ばれるだけあってその実力は確かだ。パスにドリブル、シュートとどれもハイクオリティであり、とくにドリブルの切れ味は鋭い。パンチ力のあるシュートも武器の一つで、もし欧州へステップアップするのであればどれだけ迅速に適応できるかがカギになる。

このアデルが移籍後すぐにリヴァプールで出番を得られるとは思わないが、すでにプレミアリーグのクラブが関心を寄せており、その実力は本物なのであろう。21歳と若くどこまで成長するのか注目したい。

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