“ウルグアイのジェラード”になれる 攻守に大躍動のバルベルデ、恐ろしき成長スピード

レアルで活躍するバルベルデ photo/Getty Images

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レアルでも厳しい競争に勝っている

ベテラン選手も多い今のウルグアイ代表にとって、若い選手がチームにもたらすエネルギーは極めて重要だ。さすがにサッカー強豪国だけあって優秀なタレントが続々と出てくるが、その中でも大きく成長しているのがレアル・マドリードに所属するMFフェデリコ・バルベルデだ。

中盤はもちろん、ウイングの位置にも入ることでバルベルデはレアル指揮官カルロ・アンチェロッティの信頼を勝ち取ってきた。そのパフォーマンスは非常にパワフルで、中盤でファイトできる闘志の持ち主だ。

そんなバルベルデの成長をウルグアイ代表のチームメイトであるFWルイス・スアレスも喜んでいる。バルベルデが代表デビューを果たした2017年当時もスアレスはバルベルデを称えていたが、あれから5年でウルグアイの中盤をリードする存在になった後輩を改めて称賛している。
「彼が代表デビューした2017年にも、僕はすでに彼がスティーブン・ジェラードに似ていると言っていた。フェデは似た能力を持っているよ。パンチ力があって、ボックス・トゥ・ボックスの選手でリズムを変えられる。比較したくはないけど、特長は似ている。フェデは素晴らしい選手たちに囲まれて成長しているね」(スペイン『MARCA』より)。

スアレスはリヴァプール時代にジェラードとプレイしており、その特長をよく理解している。ジェラードはロングパスや強烈なミドルシュートなど多くの武器を備え、リヴァプールの中盤をコントロールしていた名手だ。バルベルデがジェラードの領域に届くにはもう少し時間は必要だろうが、スアレスは可能性を感じているようだ。

迫るワールドカップ・カタール大会でもバルベルデは大きな力となるはずで、ウルグアイ代表最大の注目選手と言っても大袈裟ではないか。世代交代も進めなければならないウルグアイ代表において、バルベルデは新時代を引っ張るリーダー候補の1人だ。

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