約1ヵ月ぶりの復帰もノーゴールに終わったベンゼマ クラシコまでに取り戻したいトップコンディション

ベンゼマはPKをクロスバーに当ててしまった photo/Getty Images

これまではベンゼマ抜きでも連勝を重ねていたレアル

ラ・リーガ第7節オサスナ戦を1-1のドローで終え、開幕から続いていた連勝記録が途絶えてしまったレアル・マドリード。スタメンには負傷離脱していたエースFWカリム・ベンゼマが戻ってきたが、彼のPK失敗も試合結果に大きく響いた。
 
今季は8月11日のUEFAスーパーカップ、アイントラハト・フランクフルト戦から、先月19日のアトレティコ・マドリード戦まで、チャンピオンズリーグの試合も含めた計9試合全てで勝利していたレアル。ベンゼマは先月7日のCL・セルティック戦で負傷して以来、試合に出場することができていなかったが、カルロ・アンチェロッティ監督はFWエデン・アザールやFWロドリゴ・ゴエスのCF起用で切り抜けていた。
 
代表ウィーク明け最初の試合となった今回のオサスナ戦では、GKティボー・クルトワやMFルカ・モドリッチ、FWルーカス・バスケスなどを負傷で欠くことになったが、ついにベンゼマがスタメンに復帰。CFの定位置にポジションを取り、FWヴィニシウス・ジュニオールやFWロドリゴ・ゴエスと3トップを形成した。
 
この試合、レアルはヴィニシウスのクロスが直接ゴールに入る形で先制に成功したものの、後半開始早々、FWキケ・ガルシアのヘディングシュートで同点に追いつかれてしまう。なんとしても勝ち越し点を奪いたいレアルだったが、79分にはベンゼマが自ら獲得したPKをクロスバーに当ててしまい、その直後に決めたシュートもオフサイドの判定でノーゴールとなった。
 
動き自体はそれほど悪くなかったが、多少の不運もあって復帰戦をゴールで飾ることができなかったベンゼマ。スペイン『MUNDODEPORTIVO』によれば、この試合後にアンチェロッティ監督がベンゼマの状態について言及している。
 
「彼にとってベストゲームではなかったが、それが普通だ。彼は恐らくそれほど状態が良い訳ではないだろうし、フレッシュさもないだろう。でも最近はとてもハードなトレーニングをしているから、きっと改善されていくはずだ」
 
レアルは6日と12日にチャンピオンズリーグのシャフタール・ドネツク戦が控えているが、16日にはそれ以上の大一番、バルセロナとのクラシコが控えている。今回の引き分けによってレアルはバルサにリーグ首位を譲ってしまったが、ベンゼマはなんとかこの試合までにトップコンディションを取り戻したいところだ。

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