2人で挙げたゴールは早くも4点 互いを理解し合う “久保&セルロート”の新コンビ

久保建英とアレクサンデル・セルロートのコンビは日に日に連携が増している photo/Getty images

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さらに連携が高まれば止まらなくなる

今季から久保建英が所属しているラ・リーガのレアル・ソシエダ。公式戦では3連勝中であり、リーグ戦では4勝1分2敗とまずまずな成績を残している。アトレティコ・マドリードと勝ち点は同じであり、このまま勝ち点を重ねて行けばCL、もしくはEL出場権を獲得できる順位でのフィニッシュは十分に可能だ。

そんなラ・レアルだが、今季は怪我人に悩まされている。前線でいえば新加入FWウマル・サディクと10番を背負うミケル・オヤルサバルがいない。オヤルサバルはスペイン代表にも選ばれているFWで、25歳ながらすでにラ・レアルで272試合出場79ゴール49アシストを記録している。

彼らが不在となれば得点力不足に悩まされてもおかしくないが、直近のジローナ戦では3-5と大量5ゴールで勝利しており、決定力の高さを見せつけた。その中心にいるのが久保である。
中盤がダイヤモンド型となる[4-3-1-2]の2トップの一角を任されており、アレクサンデル・セルロートと共に前線でポジションを取る。2トップは久保とセルロートの並びが鉄板になりつつあり、エスパニョール戦から続いてイマノル・アルグアシル監督はジローナ戦でも彼らをピッチに送り出した。

「彼のことをよく理解しているし、彼も自分のことを理解している。セルロートには大きな信頼を寄せている。(得点シーンではセルロートが)走りながらDFをかわすことは分かっていました。パスを受けた時はゴールを決めることだけを考えていて、シュートを打った瞬間に入るのが分かったんです」

西『MUNDO DEPORTIVO』ではジローナ戦後久保がセルロートについて話しており、ゴールシーンを詳しく解説している。パスが来ることが分かっていたようで、そのため近寄らず自らゴールを狙うことを選択したようだ。この判断は正解であり、ダメ押しとなる5点目を挙げることに成功している。

このゴールで久保とセルロートの2人で挙げた得点は4点にまで増えている。ELオモニア戦から始まり、エスパニョール戦、ジローナ戦では2ゴールだ。サイドでプレイする久保、ゴール前でボールを待つストライカー、セルロートの相性が抜群であり、ジローナ戦の先制点は久保の正確なクロスから生まれている。

10月はリーグ戦とELを並走する必要があり、週に2試合が基本となる。おそらく攻撃の中心は久保とセルロートの2トップであり、彼らがどこまでゴール数を増やせるかが好成績を残すカギとなる。

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