トロワ戦で”1G1A1R”の伊東純也をフランス紙はMOMに選出 「多額の投資をした理由が理解できる」と働きぶりを絶賛

退場処分のフランスメディアは伊東純也を高く評価 photo/Getty images

攻撃面でのクオリティは抜群だった

日本代表の伊東純也が所属するスタッド・ランスは2日にアウェイでトロワと対戦。伊東はフォラリン・バログンと前線2トップでコンビを組み、今季リーグ7試合目の先発を飾った。

この日も伊東がスタッド・ランスの攻撃をけん引する。得意の右サイドでボールを受ければ高精度のクロスから好機を演出し、中央にポジションを移せば積極的にゴールを狙う。リーグ戦ではすでに8試合目の出場とチームメイトとの信頼関係も出来上がりつつあり、伊東とバログンにボールが集まる。

すると12分、右サイドで伊東がボールを受けるとゴール前にクロスを供給。バログンが合わせてスタッド・ランスが先制に成功する。この2人がチームの得点源であり、伊東とバログンのコンビはすでにチームの武器となっている。

後半には伊東の今季3ゴール目となる得点が生まれた。ゴール前にいた伊東がクロスに合わせており、スタッド・ランスはリードを得る。しかしその数分後主審は伊東にレッドカードを提示。守備時のアグレッシブなスライディングタックルの印象が悪く、移籍後初の退場処分を受けることに。チームはその後追い付かれ、2-2のドロー。アンジェ戦以来となる白星を手放してしまった。

1ゴール1アシストと素晴らしい活躍だった伊東だが、レッドカードでの退場は評価を下げてしまう原因になる。チームはその後追い付かれて勝ち点を落としており、伊東が冷静であれば勝ち点3を得た可能性はある。

「日本人選手は堅実な試合運びをした。攻撃時のパートナー、フォラリン・バログンのためにアシストを記録して今季3点目も決めた。スタッド・ランス経営陣がこの選手に多額の投資(1000万ユーロ)をした理由が理解できるようになったのは間違いない」

仏『MadeinFOOT』はレッドカードで退場になったにも関わらず伊東をトロワ戦のマンオブザマッチに選出している。攻撃時のパフォーマンスを称賛しており、1000万ユーロという一見リスクにも取れるクラブの投資に答えていると評価が非常に高い。

守備時のアグレッシブさは少し抑えるべきだが、攻撃面ではより積極的にプレイするべきだ。決定機を演出するキーパス(15本)数はチームトップであり、伊東を欠く次節は攻撃のアイデア不足に陥るかもしれない(データは『SofaScore』より)。

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