ミランの若き番人・トモリは古巣チェルシーとCLで対戦 スタンフォード・ブリッジで見せたい成長の証

ミランで飛躍を遂げたトモリ photo/Getty Images

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チェルシー攻撃陣を抑えられるか

6日にチャンピオンズリーグのチェルシー戦という大一番を迎えるミラン。DFフィカヨ・トモリにとっては古巣との対戦ということもあり、この試合を心待ちにしていたようだ。
 
昨季はセリエAを11年ぶりに制し、2年連続のチャンピオンズリーグ出場を果たしているミラン。今季は前回達成できなかった決勝トーナメント進出をまずは果たしたいところであり、ここまではグループステージ1勝1分と悪くないスタートを切っている。
 
そんな流れで迎える今回のアウェイ・チェルシー戦。ミランは現在多くの選手を負傷で欠いており、守護神マイク・メニャンやキャプテンのDFダヴィデ・カラブリアといった主力が起用できない緊急事態に陥っている。
 
センターバックで言えば、2日のエンポリ戦で負傷交代となったDFシモン・ケアーの不在が気になるところ。トモリとDFピエール・カルルのコンビ、特にチェルシーを良く知るトモリには期待がかかる。
 
現在24歳の彼はチェルシー・アカデミー出身の選手であり、2021年夏にミランが買取オプションを行使するまで幼い頃からチェルシーに在籍。同じくユース出身の選手であるMFメイソン・マウントやDFリース・ジェイムズの抑え方は心得ていることだろう。
 
英『Daily Mail』は、トモリがこの一戦に向けて語った意気込み紹介。スタンフォード・ブリッジへの帰還を楽しみにしているようだ。
 
「(CLグループ分けの)抽選が行われる前からチェルシーと当たることはなんとなくわかっていたので、それが実現することにとてもワクワクしている」
 
「チェルシー出身であることや、自分がイギリスの選手であることが恐らくモチベーションを高めているんだ」
 
「全てが始まったスタンフォード・ブリッジに戻ることは、もう一度自分をアピールするチャンスでもある」
 
「僕は自分がクレバーなったと思っている。ちょっとしたファウル(で相手を止めること)や、ストライカーに考えさせるようなポジショニングなど、そういった点においてだ。ズラタン(・イブラヒモビッチ)との練習では、あまり弱気になりすぎてはいけない。もう少しタフに、ある意味で厄介になる必要がある。彼は世界最高峰の選手たちと渡り合ってきた訳だから、僕をより良いディフェンダーにしてくれるはずだ」
 
守備大国イタリアで成長を続けるトモリは、昨年10月にイングランド代表から久々の招集を受けており、今年に入ってからも6月と9月の代表活動に参加。ロンドンの地で目を見張るプレイを見せればカタールW杯行きもグッと引き寄せることができそうだが、トモリはここでどれだけのパフォーマンスを発揮できるか。

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