オランダでケガを乗り越えて復活した若き日本人DF FWを兼任する逸材は将来の日本代表の右サイドで輝く

AZで主力として活躍する菅原 photo/Getty Images

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ケガから復活した菅原

ワールドカップイヤーとなる今季も多くの日本人選手が欧州の舞台で活躍している。エールディヴィジのAZで主力として活躍する菅原由勢もワールドカップの日本代表メンバー入りに向けて戦いに挑んでいる。

昨季はエールディヴィジでキャリア最多となる36試合に出場して1得点3アシストを記録。本職のサイドバックだけでなくウイングも務めるなど、ユーティリティ性を見せてスタメンを勝ち取った菅原。しかし昨季終盤に膝を負傷してしまい、6月に手術を受けることとなり、今季は出遅れた格好となった。

それでもUEFAカンファレンスリーグのプレイオフのジル・ヴィセンテ戦で復帰すると、クロスからアシストを記録するなどすぐに結果を残す。さらにUCLのグループステージ第2節のファドゥーツ戦(リヒテンシュタイン)では、右サイドバックで先発出場し、今季初ゴールを記録。チームも4-1と快勝を収めた。
そしてエールディヴィジ第7節のアヤックス戦で今季リーグ初スタメンを飾った菅原。続くフローニンヘン戦では3トップの右ウイングで先発を飾るなど、今季もそのユーティリティ性は健在。今回のカタールワールドカップのメンバーに入ることができなくても、現在22歳の若武者は今後の日本代表の右サイドをけん引していく存在に成長していくだろう。積極的なオーバーラップとクロスで攻撃の起点にもなれるSBはオランダでさらに進化している。

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