元プレミア得点王が“印象残った男”は若き日の現リヴァプールMF スコールズとともに挙げた現役時代に見た逸材とは

モナコでもプレイしたベルバトフ氏 photo/Getty Images

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2010-11にプレミア得点王を獲得

過去にマンチェスター・ユナイテッドでプレイしてプレミアリーグで得点王にもなった男が、若き日のリヴァプールの選手についてコメントしている。英『Liverpool Echo』が特集した。

その男がブルガリア代表として大きな活躍を見せたディミタール・ベルバトフ氏だ。ベルバトフ氏は母国のCSKAソフィアでプロデビューを飾ると、レヴァークーゼンで大きく活躍し、のちにJリーグでもプレイするロブソン・ポンテ、フランサとともに攻撃陣をけん引。2006-07シーズンにトッテナムへ移籍すると23ゴールを挙げてエースとして輝きを放ち、2008年にはユナイテッドへと加入し、2010-22シーズンには20ゴールを挙げてプレミアリーグ得点王を受賞した。

2012年にチームを退団すると、その後はフラム、モナコ、PAOKを経て2017年からはインド・スーパーリーグのケーララ・ブラスターズFCへ移籍。2019年に現役を引退した。
そんなベルバトフ氏は現役時代にともにプレイした選手で印象に残った選手を2名選出。1人はユナイテッド時代にチームメイトだったポール・スコールズを挙げ、2人目にはモナコ時代にともにプレイしたファビーニョの名前を挙げた。

「彼は当時まだ少年だった。私はプレミアリーグから加入してきたが、彼を見たときにすぐに才能を感じたよ」と当時のファビーニョについて語ったベルバトフ氏。さらにトレーニング中でも若いころから強度が高かったようだ。

「私は競り合いが得意だったが、練習中は彼が地面に着くことができるように、肘と肩で彼を厳しく叩いた。それでも彼は何度も当たって来ており『ベルバ、来い!』という気持ちが見えた。激しい接触もいとわないファビーニョは“プレミアリーグの準備をしている”ようにも見えたね。 面白いことに数年後、彼はプレミア リーグに所属し、リヴァプールで最高の選手の1人となった」

ファビーニョは2013年から5年間モナコに所属して大きく成長した。ベルバトフ氏も感じたその強い意思とフィジカル練習が、現在の活躍につながっているのかもしれない。

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