久保建英は得点関与ならずも先発フル出場で貢献 レアル・ソシエダはELグループステージ3連勝達成

レアル・ソシエダで輝く久保建英 photo/Getty images

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攻守両面で利いていた

ELグループステージ第3節シェリフ対レアル・ソシエダの一戦が行われた。日本代表の久保建英はラ・リーガでのジローナ戦に続いて先発となった。

試合の構図としてはラ・レアルがボールを持ち、シェリフが守ってカウンターを狙う。ラ・レアルのボール支配率が70%を越える時間もあり、ボールを握ってゴールを目指す。

しかし疲労なのかラ・レアルは攻撃でミスが目立つ。敵陣までボールを進めることはできるが、球際の強度が高い相手の守備に苦戦してしまう。対するシェリフはカウンターの切れ味が鋭い。10番セドリック・バドロのドリブル突破はチームの武器の一つであり、テクニックとスピードを生かして攻撃を前進させる。
それでも先制に成功したのはアウェイのラ・レアルだ。サイドではなく久保が中央でボールを受けるようになると、久保、ダビド・シルバ、アレクサンデル・セルロート、ブライス・メンデスらで短いパスをつなぎ、最後はD・シルバがボックス内から左足を振り抜く。シュートは非常に正確で、ゴール左に突き刺さりアウェイチームがリードを得る。

追加点はその9分後に生まれた。右サイドの敵陣深い位置でフリーキックを得ると、キッカーのメンデスがニアサイドにパスを供給。センターバックのアリツ・エルストンドが頭で合わせゴールネットを揺らす。

その後もラ・レアルがボールを握り0-2で勝利を掴んだ。久保は得点やアシストを記録することはできなかったが、攻守両面で躍動しており、存在感を見せている。リーグ戦では次節古巣のビジャレアルが相手であり、より気合が入っているはずだ。

シェリフ 0-2 レアル・ソシエダ

[得点者]
53分 ダビド・シルバ(レアル・ソシエダ)
62分 アリツ・エルストンド(レアル・ソシエダ)

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