16歳でプレミアデビューの“超早熟MF”は今どこに イングランドを離れて豪州で迎える新シーズン

シドニーFCと契約したロドウェル photo/Getty Images

昨季も豪州では3ゴールを記録

間もなくオーストラリア・Aリーグの新シーズンがスタートする。近年は欧州で活躍していた選手がアジアへやってくるケースも増えているが、今季も注目されている欧州組がいる。

今夏にシドニーFCと契約を結んだMFジャック・ロドウェルだ。

ロドウェルのことを覚えているファンは多いだろう。エヴァートンで16歳の時にデビューを果たした超早熟の守備的MFで、イングランドA代表も経験。2012年にはマンチェスター・シティへと移籍した。

しかし、ロドウェルはそこから思うようなキャリアを描けなかった。怪我の問題もあり、マンCでも大活躍とはいかず。その後はサンダーランド、ブラックバーン、シェフィールド・ユナイテッドとイングランド国内のクラブを渡り歩き、昨夏にオーストラリアのウェスタン・シドニー・ワンダラーズと契約。ついにイングランドを離れることになった。

昨季は14試合の出場で3ゴールとまずまずのスタートを切っており、そして今夏にシドニーFCへと移籍。今季もオーストラリア・Aリーグで開幕を迎える。

英『Daily Mail』はロドウェルがシドニーFCでキーマンになる可能性があると完全復活を期待する。指揮官のスティーブ・コリカも、31歳のロドウェルがまだ全盛期にあると語る。

「ジャックの能力に疑いはないし、彼は非常に高いレベルでプレイしてオーストラリアの環境に上手く適応している。良いシーズンを過ごすだろうと予想している。彼はまだ全盛期にあり、複数の役割をこなせる選手だ」

まだ31歳と若く、昨季オーストラリアで活躍できることは証明した。イングランドでは苦しい時間を味わったが、オーストラリアではフットボールを新しい形で楽しむことができるのではないか。再びその才能を証明してくれることに期待がかかる。

記事一覧(新着順)

電子マガジン「ザ・ワールド」No.299 フリック・バルサ徹底分析

雑誌の詳細を見る

注目キーワード

CATEGORY:コラム

注目タグ一覧

人気記事ランキング

LIFESTYLE

INFORMATION

記事アーカイブ