ゴール、アシストなくても“1億ポンドMF”の実力は認められるか マンCで100%へ近づくグリーリッシュの輝き

マンCで活躍するグリーリッシュ photo/Getty Images

勝負の2年目に評価はどう変わる?

今季ここまで554分間プレイして1ゴール。マンチェスター・シティMFジャック・グリーリッシュの得点数が伸びてこない。しかし、昨季とはパフォーマンスの質が変わってきているのではないか。

マンCは5日にチャンピオンズリーグ・グループステージ第3節でコペンハーゲンと対戦して5-0のスコアで勝利を収めており、グリーリッシュはこのゲームにフル出場している。

このゲームでも得点を記録したわけではないが、英『90min』は「ノーゴール、ノーアシストでもグリーリッシュはシティで最高の状態に戻った」とテクニシャンの動きを絶賛している。

得点に直結するプレイが少ないとの指摘は昨季から続いており、1億ポンドもの移籍金でマンCに加入したグリーリッシュには逆風が吹いていた。移籍金に見合う数字を残していないと言われ続けてきたのだ。

ただ、テクニックのレベルは高い。今季は怪我で離脱している期間もあったが、リーグ戦4試合の出場でチーム2位となる11回のドリブル成功数を記録。1位は16回のDFジョアン・カンセロとなっており、サイドから仕掛けてくる2人は相手の脅威だ。

しかもグリーリッシュは失敗が少なく、15回ドリブルを仕掛けたうち11回が成功となっている。本人の中で鉄板パターンがあるのだろうが、飛び込んできた相手をかわす術に長けている。

同メディアは今回のコペンハーゲン戦でのパフォーマンスについて「アストン・ヴィラ時代のような単独プレイを仕掛けることはないかもしれないし、シティはそれを必要としていない。しかし、コペンハーゲン戦でのパフォーマンスはグアルディオラのシステムの中でも彼が輝けることを証明した」とかなり高く評価している。

移籍1年目となった昨季はグアルディオラ流に適応する時間とも言われ、2年目の今季が真の勝負だった。得点数やアシスト数だけでは判断できない貢献もあるはずで、グリーリッシュへの視線は少しずつ変わってきている(データは『WhoScored』より)。

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