レアルでも通用する実力者なのか “ミラン3年目”を過ごすB・ディアスの得点力に疑問も

ミランにレンタル移籍しているディアス photo/Getty Images

今季はライバル加入で出番減少も

ヴィニシウス・ジュニオール、ロドリゴ・ゴエスを中心にレアル・マドリードの若手が結果を出している一方で、レンタル移籍に出ている若手は苦戦傾向にあると言われてきた。

ドルトムントでほとんど出番のなかったMFレイニエル・ジェズスはその典型例で、マジョルカ、ヘタフェで伸び悩んだところのある日本代表MF久保建英もその1人か。

そんな中、レンタル組の中では成功例の1つと考えられていたのがミランでプレイしている23歳のスペイン人MFブラヒム・ディアスだ。

ディアスは2020年の夏にミランへレンタル移籍すると、翌年には2年契約で再度ミランにレンタル移籍。今季終了までミランでプレイする予定となっており、実に3年に及ぶ長期のレンタルだ。

しかし、大成功とまでは言えないだろう。テクニックのレベルは高く、レアル専門メディア『The Real Champs』はFWマルコ・アセンシオが退団する場合はディアスが後釜になる可能性があると伝えているが、まだ物足りないところもある。

特に得点力には課題があり、昨季は開幕から飛ばしながらも結局は3ゴールでフィニッシュ。今季はここまで1ゴール奪っているものの、今夏には強烈なライバルとなるチャールズ・デ・ケテラエルが加入。ディアスの出番は限られている。

テクニックには以前から定評があったが、それだけで生き残れるほどレアルの環境は甘くない。もう一歩上へ行くには得点力が求められそうで、そこをクリアできれば今季もデ・ケテラエルに負けることはないはずだ。ミランへのレンタルを成功とできるのか、ディアスは必死にもがいている。

記事一覧(新着順)

電子マガジン「ザ・ワールド」No.299 フリック・バルサ徹底分析

雑誌の詳細を見る

注目キーワード

CATEGORY:コラム

注目タグ一覧

人気記事ランキング

LIFESTYLE

INFORMATION

記事アーカイブ