「世界で最もパワフルな選手の一人になる」 リーグ・アンに武者修行中のタヴァレスが目指すべきは“ベイルルート”?

マルセイユで躍動するヌーノ・タヴァレス photo/Getty images

続きを見る

攻撃力が秀でている

昨季はウィリアム・サリバがローン移籍でチームに加わり、今季はヌーノ・タヴァレスのローン先に指名されるなど、何かとアーセナルと縁のあるリーグ・アンのマルセイユ。今季はアレクシス・サンチェスが加入しており、アーセナルの要素が強くなっている。そんなマルセイユで成長を期待されているのが、タヴァレスだ。

昨季の夏ベンフィカからアーセナルにやってきたタヴァレス。非常に攻撃的な左サイドバックの選手で、キーラン・ティアニーとは違ったオプションになると期待されていた。しかし守備対応やビルドアップなど改善すべき点は多く、不安定なシーズンとなってしまった。

そんなタヴァレスはオレクサンドル・ジンチェンコの加入もあってマルセイユへローン移籍しており、今季は8試合で3ゴールと飛躍を掴みかけている。
マルセイユは3バックを採用しており、タヴァレスはウイングバック起用だ。WBはSBと比べより攻撃に参加できるポジションであり、タヴァレスに合っているのかすでに3ゴール決めている。チームの貴重な得点源であり、サンチェス(4ゴール)に続いてチーム内得点ランキングでは2位となっている。

「ピッチ外では少しシャイだけど、ピッチ上ではそうではない。彼はとても若く、すでに多くの資質を持っている。これからの決断や選択でまだまだ成長できる。そうすれば、彼は世界で最もパワフルな選手の一人になるだろう」

マルセイユの指揮官であるイゴール・トゥドールは英『football.london』にてタヴァレスを称賛している。タヴァレスに大きな期待を寄せており、積極的に起用しているのはその気持ちの表れだろう。

同紙ではこのタヴァレスを現レアル・マドリードのガレス・ベイルと重ね合わせている。トッテナム出身のベイルは今でこそ前線のプレイヤーだが、若手時代は攻撃的な左SBとして知られており、インテル戦でのハットトリックは彼の存在を世界に知らしめた。ミケル・アルテタがタヴァレスの起用ポジションをどこで考えているのかは分からないが、より高めのポジションで起用するのも面白い。

マルセイユへはシーズンローンでの契約となっており、今季が終わればタヴァレスは戻ってくる。現状アーセナルの左SBはティアニーとジンチェンコの2人で間に合っており、彼らとポジションを争うのか、より前線のポジションにコンバートされるのかタヴァレスの今後に注目だ。

記事一覧(新着順)

電子マガジン「ザ・ワールド」No.299 フリック・バルサ徹底分析

雑誌の詳細を見る

注目キーワード

CATEGORY:コラム

注目タグ一覧

人気記事ランキング

LIFESTYLE

INFORMATION

記事アーカイブ