アーセナルはこのままいけば“95ゴール”ペース サカに依存しない進化した攻撃スタイル

良いスタートを切ったアーセナル photo/Getty Images

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トップ4入り以上の成績を目指したい

アーセナルの進化は止まらない。今季はトップ4入りを目標としていたが、それ以上の成績を期待したくなるスタートだ。

最終ラインにはレンタルからウィリアム・サリバが復帰し、左サイドバックをこなすオレクサンドル・ジンチェンコも獲得。全体的に最終ラインの層が厚くなり、守備の安定も開幕から結果が出ている理由だろう。

しかしデータサイト『WhoScored』は、攻撃の進化こそが現アーセナルの強みだと解説する。
何より大きいのは、昨季リーグ戦で11ゴール7アシストの成績を残したFWブカヨ・サカ、それに次ぐ10ゴール2アシストを記録したMFエミール・スミス・ロウに依存していないということだ。サカの11ゴールは昨季チームトップの数字であり、スミス・ロウはそれに次ぐ2番目だった。

しかし今季はサカがここまで1ゴール4アシスト、スミス・ロウは怪我の影響もあって4試合にしか出場していない。それでもアーセナルはきっちりと得点を奪えている。

マンチェスター・シティから獲得したFWガブリエウ・ジェズスが効いているのはもちろん、左のガブリエウ・マルティネッリの成長も大きい。マルティン・ウーデゴーは攻撃をコントロールしており、今季は中盤からグラニト・ジャカが顔を出す機会も増えている。

ジャカはこれまでペナルティエリアで30回ボールに触れており、同サイトによればトッテナムFWソン・フンミンより多いというから驚きだ(27回。第8節までの数字)。ジンチェンコを中に絞らせ、ジャカが高い位置を取るパターンも当たっている。

まだ序盤戦ではあるが、アーセナルはここまで8試合で20ゴールを奪っている。昨季は1試合平均1.6ゴールだったが、今季ここまでは2.5ゴールだ。どこかでペースが落ちる可能性もあるが、同サイトはこのペースならリーグ戦95ゴールに達すると期待をかける。

ファビオ・ビエイラ、マルキーニョスの補強で前線も層は厚くなった。アーリング・ハーランド擁するマンチェスター・シティに攻撃力で勝負を挑むのは厳しいが、アーセナルの攻撃も十分すぎるほど脅威だ。

昨季のアーセナルはリーグ戦61ゴールでフィニッシュした。今のペースならこの数字は確実に超えられるはずで、目標は大きくリーグ制覇に設定すべきだろう。

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