今季未だセルティックでの“出番ゼロ” 現地紙は「復活」に期待も井手口陽介の姿なし

セルティックでメンバー入りも難しくなっている井手口陽介 photo/Getty images

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出場どころかベンチにすら姿がない

日本人選手が多く所属するスコットランドリーグのセルティック。前田大然と古橋亨梧は前線で旗手怜央は中盤でポジションを掴んでおり、躍動している。しかしそこに井手口陽介の名前はなく、思ったような海外再挑戦とはなっていない。

Jリーグではガンバ大阪で飛躍を掴み、2018年にリーズ・ユナイテッドへステップアップした井手口。しかし労働ビザ発行の基準を満たせずスペインやドイツで武者修行に出るも、状況は変わらず2019年に帰国。古巣であるG大阪に戻り2021年の冬に再び海外挑戦をする決断を下した。

しかし即海外に馴染む3人とは反対に井手口に出番は回ってこない。昨季もリーグ戦では3試合にしか出場しておらず、今季に至ってはピッチにすら立てていない。思いのほか怪我の影響が大きいようで、満足にプレイできていないのか。
スコットランドメディア『THE SCOTSMAN』はそんな井手口にチャンス到来と期待を寄せる。それが井手口と同じく中盤でプレイするカラム・マグレガーの負傷だ。セルティックのキャプテンはCLで膝を負傷しており、長期離脱となる可能性があるようだ。そこで井手口にもチャンスがあると同紙は主張している。

しかしリーグ第10節8日開催のセント・ジョンストン戦で旗手と中盤でコンビを組むことになったのは、絶賛売り出し中のMFマット・オライリーだ。プレミアリーグから関心を寄せられている注目株であり、今季リーグ戦ですでに5アシストを記録している。

その井手口はベンチ外となってしまった。同紙ではマグレガーの代役はアーロン・ムーイ、ジェイムス・マッカーシー、オリバー・アビルゴール、井手口の4人で埋めることになると主張しているのだが、肝心の井手口の姿はない。

怪我での離脱が長引いていると考えられるが、マグレガー復帰までが井手口に残された時間だろう。中盤はライバルが多く、これ以上出場機会を得られないとなるとアピールすることは難しい。

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